2018年9月6日記事
お化粧品会社のポスター華やかなりし頃、
その中でもひときわ別クラスだったセルジュ・ルタンス様のポスター、CM。
今も憧れますし、恐れながら香水も使わせて頂いております。
1942年3月14日生まれで「フランスの知性・哲人」と呼ばれるお方。
お歳をめされて、お若い頃の鋭い美しさとは一味違う、
素敵なダンディになってらっしゃいました。
フランスの知性と呼ばれる人
「知性」、その定義も色々。お国柄もあるかもしれませんね。
偉大な芸術家が亡くなられたら、必ずのように国葬、というお国。
日本とは、国が誇り、大切にするものがかなり違うかも。
一目拝見するだけで、「あ、ルタンス様スタイル」と思う、
「資生堂」という世界の中では、当然のように存在して下さった美学。
ルタンス様の美の世界観をそのままにお出し頂いたCM・ポスター。
こういう路線だけで展開したのでしょうか。
パリSHISEIDO。それはこの世の楽園でしょう。
一度だけ、かすめるような滞在をしたお巴里。
伺える余裕はなかった。
ルタンス様の、あちらでしか買えないという、
釣り鐘型のボトルの香水が欲しかったなあ・・・
ルタンス様の香水を買い集めた時期がありました。
朝のひと吹きだけなので、そうそうなくならない・・・
未だに使っておりますが、
楽天などで、購入できるんですね。
新しい香りが色々増えていて、興味津々。
でも、お値段も、かなり上がったような気が。
ルタンスの香水には、ひとつひとつに、ルタンス様の紡いだ、
物語がある。それが、香りを纏う時に、自分をくるんでくれる。
なんてったって、フランスの知性でらっしゃいますから。
端正な佇まいの「紳士」でらっしゃる。
瓶の形も、また、端正で。
並べるだけで幸せ。
使ってもっと幸せ。
ディオールやジュンロペなども、
手がけられたのですね。
第一話を飾って頂いた、
当ブログのミューズ、山口小夜子様。
この方のポーズは超人的。そして溢れ漂うものが存在した。
いやあ、こんなお化粧が似合う、不思議な眼の色をしたお金持ちマダム。
一か月くらい、経験してみたいものであります。
朝、鏡で瞳の色を見たら・・・そのまま一日見てそう。
資生堂が打ち出して来るルタンス様の美学。
思い切り酔わせて頂いた贅沢。
そこはもう、ミュージアム・・・
お化粧品のラインもしっかりあった筈ですが、
香水のものばかり・・・ちょっと残念。
でも、懐かしい香りのイメージがヴィジョンで拝見出来て、嬉しい一夜。