予想も想像も出来ないお味と出来事
仲良しブロ友のおママさまが、「フライドグリーントメイトォ~」をお作りになられた!
その記事を拝読し、懐かしいなあ、録画してたよね?と、
マメだった頃の自分が録画して、1つに4枚入るケースに入れていた山の、
一番上のを手に取って開いたら、そこに「フライドグリーントマト」が!
びっくりしたのなんのって。こりゃ「天の神様の言う通り」にしないとバチが当たる?
で、翌朝一に拝見いたしました。
ジョン・アヴネット監督作品。(アメリカ)130分。
ジェシカ・タンディ様、キャシー・ベイツ様、メアリー・スチュアート・マスターソン様、クリス・オドネル様、
メアリー・
夫の叔母の面会に、夫婦で老人ホームを訪ねた主婦エヴリン。叔母さん、いつもご機嫌が悪い。
エヴリンは一人、解放スペースへ。そこに居たのがニニー。
何気なく始まった会話が、ニニーの昔語りへ・・・
小さい時から、少女というより少年のようだったイジーは、浮きがち。
でも、長男のバディはよき理解者である、大好きお兄ちゃん。
優しく美しい、お兄ちゃんの恋人ルース。
三人で過ごす、夢のような時間は、風に飛ばされたルースの帽子を取りに、
線路に降りたバディの靴がレールに挟まり、
瞬間の後、彼が事故死したことで、突然終わってしまう。
月日は流れ、ルースが結婚した時、ニニーは結婚式に出なかった。
でも、気になって仕方ないニニーが、夫婦の家を訪れると、
嬉しそうに話しながら不自然な姿勢をとっていたルースの、隠された側の顔には、
夫から受けた暴力による、ひどい痣が。
KKKの一員、差別主義、日常的暴力の彼の元から、妊娠したルースを助け出すイジー。
その時も、妊娠中の妻を階段から突き落とす夫・・・
二人は、親に出資してもらい、カフェを開く。
別スペースとはいえ、黒人や貧困層の客も受け入れることで、反感もかいながら、
生き生きとした日常が戻って来る。
夫が、赤ん坊を取り上げに現れるまでは。そして殺人。消える死体。
一方、エヴリンは、倦怠期もここまでという状態を打開すべく、
色々な講座に参加、言われた通りに、サランラップを体に巻き付け、
「おかえりなさい~、あなたあ~☆」とかやってみるものの、夫は呆れて怒るだけ。
駐車場では、態度の悪い青年に、どつかれて荷物を落とすわ、罵られるわ。
人生どん詰まりの気落ち。助けとなるニニーの明るい人柄と語り口に、会いに通うように。
「フライドグリーントマト」は、イジーとルースの店のメニューで登場します。
初めてイジーが作った時は「不味い」というルース。
でも、アメリカ南部ではポピュラーな料理らしいですね。
映画では、その後、ニニーのお誕生日に、エヴリンが作って差し入れします。
さくさくっとした感じで「美味しい」って食べてらっしゃいました。
みどり、まだ、品種自体がグリーンのトマトって見たことも口にしたこともない。興味津々。
さて、映画の方は、ニニーのお話は、、
洪水で水没していた「行方不明」のルースの夫の車が発見され、裁判に発展。
いやはや、この殺人、証拠隠滅も、裁判も、ピリリと胡椒が効いたスパイシーさ?
宣誓をさせられる牧師さんが、聖書を差し出され、「聖書なら自分のがある」。
それが実は「白鯨」だったっての、最高。
間もなくルースは病に倒れるけれど。
ニニーの助言で、更年期から思い切り救われるエヴリン。
またもや駐車場で、馬鹿にされた小娘たちの車に、
バックで、がんっ、がんっ、がんっ!「ミザリー」ですから、怒らせたら大変。
夫に正直に訴えもする。
反省気味の夫に宣言するは、ニニーに救われたの。彼女を引き取るわ!
一足違いで退院したニニーは、ルースと暮らした懐かしの我が家に戻るが、
危険建物として、取り壊しを命じられた家は無くなっている。
追いついたエヴリンにニニーが指し示すのは、ルースの墓。
そこには蜂蜜が供えられ、ルースへのメッセージカードが・・・
原作では、イジーとルースは同性愛関係なんですね。
映画でも、暗示するような場面はあったけれど、
まるで恋人のような親友、という設定は、その方がニュアンスが出てよかったような?
人種差別、階級差別、様々な偏見、それに同性愛差別まで入ったら盛沢山すぎるし?
ジェシカ・タンディ様とへという流れも、その方がスムーズだったと思う。
でも、そんな感情を含んだ二人が、ピクニックに行った時、
何の防具もつけていないイジーが、蜂まみれになりつつも刺されないで、
蜂の巣から蜂蜜を取って来る、神秘的な場面。
「蜂に刺されない人が居るとは聞いていたけど、始めてみたわ」
そんな幸せな瞬間は、様々に形を変え、人生を彩るのかもしれませんね。
おママ様の記事で、DVDが導かれるように、一番に出現したように。