「後妻業の女」(2016)拝見10枚+1枚 | 時は止まる君は美しい

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遺族は困るが、「夫」は意外と幸せかも?

 

鶴橋康夫監督黒川博行原作作品。(日本)128分

 

 

大竹しのぶ様豊川悦司様永瀬正敏様津川雅彦様笑福亭鶴瓶様ミムラ様

高齢者遺産を狙う「後妻業」を、主人公が結婚紹介所社長と組み、

実にポジティブに財産をかすめ取っていくお話。

現在実際の事件で、「後妻業」という用語が使われるようになったと言うからすごい。

 

 

 

 

ポスターとあらすじから、期待して拝見したし、担がれる男性陣も良くて、出来た映画と思う。

しかし、拝見した後、どうも、観賞後感ぱっとしない

被害者のうち、遺族は噴飯ものとはいえ、結婚満足して亡くなった「夫」は、

津川雅彦様の直筆遺言書にあったように、晩年一時幸せに過ごせたとも言える

なのにもやもや残るのは何故か。

 

 

 

まあ、気持ちいい、スカッとした犯罪の話しでもないところに、

演技派大竹しのぶ様「下品さ」上手すぎる為ですね。

ヘアメイクの眉の線も、下品さに拍車をつけててうまい。

 
 

 

豊悦様まで、眼鏡かけてないと、豊悦様に見えないという、下品具合

「顔」(2000年)では、チンピラでもそんな印象なかったけど。

(こちらは単に、年齢的劣化が原因???豊悦様も引力に負けたか?)

 

 

 

みどりを「邦画界、駄目駄目じゃん!」と怒らせた「64」でも、映画の救いだった?

永瀬正敏様が、今回もかなり救いではありましたが。

実際の、遺産狙い殺人事件を元にした、ドラマ「ソドムの林檎」(↓ 参考写真)が良かったのは、 

作品に愉快娯楽性が盛り込まれていないのと、寺島しのぶ様絶妙なキャスティングの妙?

 

 

「後妻業の女」は、二度三度と拝見する映画・・・ではないかな?

+は、その原因となったチーム後妻業のお二人のお写真を2枚☆

 

 

 

俳優さんとしては豪華顔合わせなんだけどな。