「知的ケモノ」映画?遂に拝見
とっても苦労して書いて、もうちょっとでアップって時に、
突然記事が消えました。力尽きながらも、流石、クラキン様パワーか?と思った瞬間。
1999年、Werner Herzog(ヴェルナー・ヘルツォーク)監督作品、
「Mein Liebster Feind - Klaus Kinski」というホラー映画?を、
念願かなって拝見しました。
「本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。」by.Movie Walker様
はい。ホラー映画というのは嘘です。ドキュメンタリー映画です。
でも、野獣クラウス・キンスキー様が野放しになってる様が描かれるだけで怖いもの。
冒頭から、舞台で「イエス」を演じるクラキン様。だ・・・誰だキャスティングしたの?
元、クラキン様と同居していたお宅訪問の監督。嬉しいか?現住民のご夫妻?
クラキン様に脚本を送った監督、かかってきた電話の向こうの、
何を言っているのか解らない雄たけびを聞き続けて、やっと出演したいと解ったとか。
それでいて、長い付き合いの監督、言いますね。
自伝で監督をぼろくそに言ったが、褒めても誰も喜ばんだろうとクラキン様が仰った。
生まれながらにして「あれ」であったように見せていたが、
長時間の発声練習など日常で、努力を表に見せない男だった。
「クラキン」を創り上げた男、「クラキン」様。
と言いつつ、ロケ先で、先住民族の方(食事をしてるクラキン様の後ろにいる人らしい)が、
「あいつを殺してやろうか?」と言ってもらったが、
「映画の完成の為に必要だから、殺さないでくれ」と返したって流石。
なんてったって(アイドルではなく)ケモノと言ったらケモノに失礼な男クラキン様。
↓ 監督野獣を飼いならしてる?表情にゆとりあるもんね。
「フィッツカラルド」当初、ジェースン・ロバーツ様&ミック・ジャガー様で企画されていたとは。
全く違う、薫陶ある文芸映画になっていたでありましょう。
しかし、ニンゲン越えしちゃってるクラキン様が演じられたからこその、異作?実現。
「アギーレ」で捕まっちまったお猿さんの、なんと正直に恐ろしそうなことよ。
ちょっと動いただけでも、予想以上に怖い。
数々の女優さんが、逃げずにちゃんとお芝居できるの、流石です。
「ノスフェラトゥ」撮影は、流石にクラキン様もお疲れだったみたい。
何でも、クラウディア・カルデナーレ様にはきちんと紳士的だったそうで。
ベルッチ様を遡って、イタ~リア・・・どんだけのフェロモン?
タイトルにあるように、この珍妙なコンビの男の友情の話しでも・・・あったような???
こんな命を懸けたコンビの映画、なかなかないって言うか、あったらやばいです。