2015年5月14日記事
↑ かように以前の記事で、写真がボケボケですが、
それでもアクセス頂いていて嬉しい。
同じ写真のデジタル処理されたものはくっきり。鮮明です。
でも、アナログっぽさの残る写真も表情が美しい。
差し替えてみたり、同じ写真を両方並べてみたりしての再掲です。
毎日暑さでぐったりな日々。
マリリン様の柔らかな笑顔に癒して頂きます。
万華鏡のように移り行く表情
先般、11日の記事の中で、Cecil Beaton（セシル・ビートン）様撮影の肖像写真の中、
どこか、自信無げな不安を感じさせる「マリリン・モンロー」な一枚でした。
Marilyn Monroe（マリリン・モンロー）様も一枚、載せさせて頂きました。
↑ オリジナルっぽい。 ↓ デジタル処理っぽい。
今日は、「あ、あの写真、この人が撮ったんだ」というくらい沢山、
モンロー様を撮影していらっしゃる、Milton Greene（ミルトン・グリーン）様のお写真での、
あまり拝見しない写真のモンロー様を、カラー写真を中心に拝見させて頂きたいと思います。
カメラの向こう側から、君が写真に入って来る・・・
あどけない少女のようになったり、突然「マリリン・モンロー」になったり。
シノワズリ調でのモンロー様。
毛皮の下には夏服が。カンカン帽。
艶やかに淋しい。
脚を大きく広げて、靴を片方脱いで、笑顔をはじけさせてらっしゃる一枚が有名なシリーズ。
映画撮影は震えが止まらないほど怖いけど、カメラで撮られるのは好きよ。
Marilyn Monroe and Maurice Chevalier by Milton Greene, 1955
「女優」そのものの一枚。「メリイ・ウィドウ」の美青年より、なじみ深い、
かっこいいじいじのモーリス・シュヴァリエ様と。
白い毛皮に包み込まれる砂糖菓子。
毛皮の柔らかさもも戯れ。崩れ落ちていく。
シュガーボンボンの衣の中はとろけて消える甘さ。
彼（グリーン様）は、衣をはぎ取った、溶けて壊れていく砂糖菓子の露わさも、
フィルムに残しておられますが、カメラとの「密接」を越えた程の写真は、
またいずれ、改めて・・・
笑ってごらん、気持ちいいよ。
プラチナに脱色した髪が、光に溶ける。
マリリン、マリリン、マリリン・・・
マリリン・・・
でも、僕は、カメラのこちら側に戻った君も、いつも見ているよ。
もう、きみは「不安」に縛られなくていいんだよ。
カメラは「マリリン」も「ノーマ」も記憶したよ。
もう、薬なしで眠れるよ。
Marilyn Monroe and Milton Greene