視聴率＿やや高かった二本。
とにかく呑む呑む、しゃべるしゃべる。
「だから、あんらた、映画観るんじゃなかったんかいっ！」。
そんな中、上映した映画で、一番視聴率？がよかった二本。
１９９４年、パトリス・シェロー監督作品
「Ｌａ Ｒｅｉｎｅ Ｍａｒｇｏｔ（王妃マルゴ）」
２００６年、エミリオ・エステベス監督作品、
「Ｂｏｂｂｙ（ボビー）」
両方、実在の人物について描いている、オールスター作品。
今回は、殆ど二人で過ごしましたが、
「Ｂｏｂｂｙ」は副部長も加わり、たまに目が行った時、
いつでも、誰かしら有名俳優が出てるから・・・と、
それこそＢＧＭで流したのが、いつの間にか、
友人と副部長が、真面目に映画に引き込まれてました。
その、二人並んだ、うつ伏せ姿に、マッサージ心を揺り動かされたら、
お二人とも、肩甲骨、ごりごりに凝ってた。
マルゴのこの襟、どうやったらそんなにぴしっとまっ平らに立つの？
結婚の誓いに、素直に頷かないマルゴを、兄ちゃんが後ろから、
ねじ伏せる？んだけど、そんな勢いで机にぶつけないでも！？
いや、本物のマルゴ様の時は、もう少しは手加減があったか？
なんてったって、アジャーニ様だし、そのくらいしないと駄目。
マルゴを演じるＩｓａｂｅｌｌｅ Ａｄｊａｎｉ（イザベル・アジャーニ）様、
見事な陶磁器のような肌、血に血を洗う時代のドラマの中、
どこにどういらしても、観る者を釘付けにする超・役者。
しかし、Ｃａｔｈｅｒｉｎｅ ｄｅ Ｍéｄｉｃｉｓ（カトリーヌ・ド・メディシス）。
Ｖｉｒｎａ Ｌｉｓｉ（ヴィルナ・リージ ）様のど迫力、負けてない。
どちらかというと、優しい感じの女優さんが、冷血に迫る！
この親友アンリエット・ド・ヌヴェール役、
Ｄｏｍｉｎｉｑｕｅ Ｂｌａｎｃ（ドミニク・ブラン）様が、
哀しくも美しい。
結婚早々に、街に男漁りに出かける、有名な場面。
で、そんなことしてる場合じゃなかった。
カトリックとプロテスタントの引き起こす争いは、いつも過激
・・・とはいえ、サン・バルテルミの虐殺。こりゃないでしょう！
よくもあそこまでめった刺しにされて、生きてるもんだ、な愛人。
ラ・モール伯爵（ヴァンサン・ペレーズ様）。
そういう幸運は、二度とはないですけどね。
「血に血を塗る」時代ですから。殺すか殺されるか。
子供だって殺すし、兄弟だって殺しあう。
いや、兄弟こそ殺しあう。利用し、利用され、裏をかき。
かつて拝見した時は、アジャーニ様のあまりの迫力に
「ひょえええええ、怖い～！」と思ったような。
今、拝見すると、とりあえず映画のレイヌ・マルゴは、
冷静な中に、強い優しさと、知性を持った女性に見えました。
拝見しながら頂いたワイン、Ｃｈâtｅａｎｅｕｆ－Ｄｕ－Ｐａｐｅ２００９年。
撮影現場、アジャーニ様、傲慢で感じ悪かったとか。
でしょうねえ。和気あいあいの現場で出来上がる内容じゃない。
想像もつかない精神力がないと演じられない役でしょう。
Ｍａｒｇｕｅｒｉｔｅ ｄｅ Ｖａｌｏｉｓ（マルグリット･ド・ヴァロワ）様、
１５５３年５月１４日～１６１５年５月２７日、享年６２歳。
美貌と知性で宮廷の華と呼ばれた女性。
ギーズ公アンリを憎からず想ってらしたようですが、
アンリ・ド・ブルボンとのご成婚。新婦１９歳、新郎１８歳。
１９７６年には、夫はナバラ王に。
愛情もなく、結局離婚されてはいるものの、
共同戦線を張ったこともある、戦友？元旦那になっても、
そこそこ、マルゴ様、面倒見てもらったりされてるようで。
肖像画の時代、それでも、沢山拝見するとどこかに共通点が。
「その人」の面影を偲ばせてくれます。
今回、重い荷物が嫌いな友人が、わざわざ関西から運んできてくれた、
お土産に、「マリー・アントワネット展」のカタログも。
（前回「ベルサイユのばら」実写版も貰った。）
あの方も、こまごまとした、日用品が沢山残ってますね。
マルゴ様に関しても、こんなお写真発見。
モノって凄い・・・これを、あの時代、実際に使ってらしたんだ。
「王妃マルゴ」「Ｂｏｂｂｙ」等の前、動画で拝見したのが、
ＪＦＫ．Ｊｒ、ジョンジョン様のセントラルパークでの夫婦喧嘩。
政男ちゃんさまサーヴィス、ジョンジョン様ミニコーナー。
時代はまるで異なる「伝説」
Ｊｒ．様、お父上を「うんち頭」とお呼びになったとか。
「大統領を『うんち頭』なんて呼ぶな～！」な会話のほほえましさ。
両親のいいとこ取りなご容姿。
この強い強い母とも仲良し。が命取り？
権力欲が激しく、性格も激しい女性が好きになられてしまった？
ジョンジョン様のように、ご両親のいいとこ取りが出来たら、
素晴らしくきれいな赤ちゃんに恵まれてらしたでしょうに。
事故が無く、御存命で、素敵なおじさまになって下さってほしかった。
そんな前夜があって、ふと選んだのかも「Ｂｏｂｂｙ」。
この時頂いたシャンパンはＤＥＵＴＺ。いやはや呑んだ呑んだ。
イタリアンを頂きに一瞬外出した時は、グラッパ呑み続け。
エミリオ・エステヴェス様、その後、監督はされておられるのかしら？
いやいや、これ「一発」でも、充分。
どんなシーンも名優・アイドルがいっぱい。
ローレンス・フィッシュバーン様、ヘザーグラハム様。
ヘレン・ハント様にパパ：エステヴェス様。
見どころのひとつは、老いが忍び寄る女二人。
ホテルの美容師、シャーロン・ストーン様と、歌手デミ・ムーア様。
この二人から、盛りを過ぎて行く女の哀しさ、美しさを引き出した、
エステベス監督、しかも、デミ様は元恋人って、大人だぁ。
ストーン様の夫にウィリアム・H・メイシー様。
この場面は、リンジー・ローハン様、イライジャ・ウッド様と。
名優の匂いふんぷんたる、アンソニー・ホプキンス翁。
ケネディ大統領亡き後、幻のような希望を人々が求めた、
ロバート・ケネディ様の最期。アンバサダー・ホテル。
画面から人声が消えていく。
サイモン＆ガーファンクル「サウンドオブサイレンス」
ドキュメント映像、映画の映像、音楽。
過去と現在と、記憶と現実。
ケネディ兄弟が暗殺されていなかったらという歴史を考えても不毛。
あの日のアンバサダーホテルでの、本当の映像。
うん、一応、最近のうちのブログの一面を、二本の映画で、
拝見して、少し考えさせられてますね。
・・・殆ど喋ってたけど。
お次は、少しだけ、自宅フレンチリゾートのレポートを。