洗練+主義+センス
「美人」というくくりの人ではないかもしれない。
しかし、美しいのであります。
Mia Farrow(ミア・ファロー)様。1945年2月9日~。
この方のセンスが大好きなので、これまでも何度か、
スナップを使わせて頂いたので、かぶる写真も。
1980~90年代、ウッディ・アレン翁とお付き合いされてらして、
養子の一人、スン=イーさんに、アレン翁が乗り換えた騒ぎで、
怖いおばさん扱いされちゃいましたが、あの場合、
ひとまずはキレるのが当然でしょ。あの立場なら誰でも。
上の写真では向かって右橋。下ではミア様の左にスン=イーさん。
そもそも、この組み合わせが不自然だったのかも。
ミア様、このお写真なんて、ダイアン・キートン様風だし。
アレン翁、キートン様とずっとひっついとけばよかったのに?
1966年から2年間、ご結婚されてらした、フランク・シナトラ様と。
これまた、続くわけない組み合わせだけど、
さすがに、ツーショットのお写真、全てがソフィスケイトされてる。
お父様は映画監督、お母様は女優という家庭で育たれた故か、
フランキー様が常に全身から発しているエンタテイメント性に、
21歳にして違和感なく溶け込める、センスの良さをお持ちです。
並みの娘っ子では絶対無理な芸当。
お若い頃は、ジーン・セバーグ様並みに、ベリーショートがお似合い。
ほぼ、ショートで通されてる中の、ロングヘアショット。
やはりインパクトがあって、ショートがいいな。
「百害あって一利なし」と言われますが、
煙草が似合う女優さんは、絵になりますわ。
ちょっとした仕草が、いちいち可愛い。
こういう所は、「天性」ですかね、やっぱり。
作為だと、鬱陶しさが出ちゃうし。
ちょっと、お兄さん、どこ覗いてるんですか!
「所作」の美しさって、指先の動きがとても大切なのを、
改めて認識させてくれる、ミア様の動き。
表情豊か。
1968年、ロマン・ポランスキー監督作品「ローズマリーの赤ちゃん」
禍々しい、恐ろしい内容の映画の撮影中、
現場は、ミア様の明るさに癒されたと言います。
こちらは、本当の赤ちゃんを妊娠されてらっしゃる時かな。
お幸せそうな笑顔。
そう、ベリーショートは、冬、帽子が欠かせない!
耳の後ろがめちゃくちゃ寒い。
こちらは、お二人目の旦那様とのショット。
昨夜は「風と共に去りぬ」に想いを馳せましたが、
アメリカ現代文学というと欠かせない、
F・スコット・フィッツジェラルド様。「The Great Gatsby」。
1974年、ジャック・クレイトン監督作品「華麗なるギャツビー」
夢の女、デイジー役。
非現実的な、手の届かない、神格化した面と、
限りない俗っぽさが同居するヒロインを、見事に体現。
女優さんの美しさ。普通のモデルさんと違う所は、
醸し出す空気かな。最先端のお洋服を着たお写真でも、
時代を経て、色あせることがない。
ウッディ・アレン監督時代あたりから、ロングヘアに。
それにしても、リアル・ブロンドの方って、本当に色素が薄い。
演技とお化粧次第で、「夢の女」にもなれるし、ホラーにもなる。
1978年、ジョン・ギラーミン監督作品「ナイル殺人事件」での、
狂気じみたヒロインも底冷えする感じだったし、
2006年、ジョン・ムーア監督作品「オーメン」の今更リメイク、
ミア様、怖かったあ。っていうか、そこだけが見所の映画だった。
政府機関で養子の奨励等の活動は有名で、
お子さん14人のうち、10人が、養子でらっしゃる。
受け入れが難しい、身体に障害を持つお子さんが多く、
長く患われた後、19歳で亡くなられた方も。
子供が出来ないからと養子を迎え、実子が出来たら疎遠に、とか、
「今度は**の国の子供も欲しいの」と、車でも買うように、
話されるような俳優さんもいらっしゃいましたが、
そういう偽善的なものではないように思えます。
わんこさんを飼ってらっしゃるとみた。
うちはにゃんこだけど、このお写真の帽子についているのは、
わんこの抜け毛と毛玉だ!きっと。
そして、このグラス。同じようなのを試させてもらったことが。
視界がすっきり綺麗に見えて、使いやすい。
案外洋服にも合わせやすい型だった・・・けど、高かった・・・
歳を重ねるごとに髪が長くなるミア様?
公私共に、かなり独自の世界に生きておられるミア様。
日本映画「ゴジラ」がお好きとのこと。
さすがミア様?さすがゴジラ様?