ややこのテスト結果も出て、それでややこにブチ切れたりして、暗雲立ちこめる我が家。
綴りたいことは山ほどありますが、そんなことが小さく思えるような記事を見ました。
ふとスマホに流れてきた記事。
希少がんを患った母マユミさんが、3年頑張って闘病してきましたが、いくつもの転移の末、脳に転移し、残された治療法がなくなりました。
それぞれ受験を控える高3の娘さんと小6の娘さんがいる中、母はこの先苦しんだところで、少し長く生きても死を迎えるだけなら、また、家族に最期の壮絶な場面を目の当たりにしてほしくなく、スイスでの安楽死(尊厳死)を決行することにしました。マユミさん、44歳…。
フジテレビのザ・ノンフィクションという番組です。
テレビでは末期がんであるとはいえ、編集されたものにはまだ快活に話をする姿が映っていらっしゃいましたが、それまでの3年、相当な苦痛に耐えてこられたようで、それを知っているご家族は葛藤しながらも、母の思いを汲み、送り出します。
まだ未成年の娘さんたちを置いて、自ら死を選ぶ…葛藤はもちろんあったでしょうが、きっとこの先、
日本にいたままなら、味合わなければならなかった壮絶な痛みや苦しみを迎える前に安らかに天国へ行けて、感謝の気持ちでいっぱいだっただろうな…。
薬剤の点滴を自ら開け、体内に巡るまでの数十秒、マユミさんが最後に旦那様とテレビ電話の娘さんたちに涙ながらに伝えた言葉
ママ、スイスに行っていいよって言ってくれてありがとう、元気でね
お別れは悲しいし、寂しいけれど、ありがとうの気持ちが本当に伝わりました。
見ていて苦しくて、苦しくて。
この番組は、安楽死、家族の死ついて、非常に考えさせられました。娘さんたちが健気で涙が止まりませんでした。
TVerでも見られますが、娘さん方も顔出しされてますし、あまり長く世間に流れてもということなのか、この番組、TVerでもFODでも6月16日までの放送となっています。
非常に考えさせられます。
16日までです。
私個人の意見で、自分自身なら、例えば認知症になり、家族に迷惑かけて長生きしたいとは思えないので、安楽死、尊厳死はあっても良いと思っています。もちろん、家族が選ぶとなったら、かなりの葛藤はあるかと思いますが、それを含めてたくさんの方に番組を見ていただきたいなと思いました。
この度、安楽死を選ばれたお母様は、Xでも尊厳死について貴重なご意見を書かれています。
当事者の声は本当に貴重です。国に届けば良いなと思っています。
お母様のご冥福をお祈りし、また、ご家族の今後に幸多きことを願ってやみません。