黒猫ちゃん育児日記 9月28日(月曜日) | 晴れ時々ジャズ

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日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

夕方、子猫を保護した。三日ほど前から外で鳴いていたので気になっていた。
いずれもご近所さんのSさん、Aちゃん、Mちゃん、Kさん、Bさんと私の6人がかりで、Bさん宅の自動車のタイヤの上に隠れている子猫をカツブシとスマホから流れる猫の鳴き声でおびき寄せ、カツブシを夢中で食べている子猫に機転を利かせてBさんが後ろからそっと捕虫網を被せてくれたので、網に入れたままうちへ連れ帰ったのだった。
カゴに閉じ込められて不安そうにニャオニャオ鳴いている子猫を家に残し、近くのホームセンターへ猫砂とフードを買いに走る。

クローゼットと収納棚のある納戸に一畳半ほどの床部分があるので、そこを黒猫ちゃんの生活スペースとする。扉を全て閉めておけばクローゼットや収納棚へは入れず廊下へも出られない。黒猫ちゃんの安全確保は最優先事項である。

ということで、まずは、掃除機など全て出して空っぽになった床全体に新聞紙を敷きつめる。
縦横30×45センチ、深さ10センチくらいの発泡スチロールの箱に一日分の新聞紙を敷いてから猫砂をたっぷりめに入れてトイレとし、窓際の片隅に設置。
これで子猫専用部屋の出来上がり。

さっそくふやかしたカリカリと水を与えると、ガツガツと一気にたいらげ、水もたっぷり飲んだ。その後すぐにトイレで用を足し、前足で入念に砂をかけて後始末。トイレの後はちゃんとベッドのフリースの上で毛づくろい。

「あらまー、あんたはほんまに賢い子猫ちゃんやねー」といっぱいほめてあげながらトイレ掃除をする私だが、子猫の返事は「シャー!」である。
子猫は私が動くたびに「シャー!」という。まだ人馴れしてないことだし、可愛いから許してあげることにする。
トイレ掃除をしたらフードの容器は下げ、水の入った容器はそのままにしておく。
真っ黒な被毛。長い尻尾。金色の目。よく見るとなかなか可愛らしい顔つきをしている。黒猫ちゃんと呼ぶことにする。


「今日は疲れたねー。ゆっくりお休み...」と納戸のドアを閉め電気を消す。しばらくニャオニャオ鳴いていたがそのうち静かになった。

その日の夫婦の会話はこうだった。

私「ねえ、猫飼っていい?」
夫「だめ」
私「なんで?」
夫「家が毛だらけになる」
私「ほな、家が毛だらけにならんかったら、猫飼ってもいい?」
夫「だめ」
私「なんであかんの?」
夫「なんでも」

ここで私は声を大にして言いたい。私はきれい好きだが、夫はそうでもない。整理整頓も私のほうがずっと上手だ。私の衛生観念と夫の衛生観念の大差を思うとき、夫が猫の毛ごときを気にするとは思えない。これはたんなる言い訳に過ぎない。
それでは、夫の本音はどこにあるのか。猫を飼うことで、私の夫への愛情が半分に減ってしまうと考えているのだろう。つまり夫は猫に嫉妬しているのだ。
以前にこれと全く同じことがあったので、こちらをご覧いただきたい。

 

https://ameblo.jp/irregular-time/entry-10017174374.html?frm=theme

 

 


しかし、このところ明らかに夫の機嫌が良くない。猫を飼うことで夫婦仲が悪くなってもいけないので、里親を探してみて貰い手がなければうちで飼うということにしておいた。