音楽好きが快晴の日にすべきこと | 晴れ時々ジャズ

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日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

私は近畿地方の日本海側に住んでいます。この辺りでは、秋から冬にかけての天候の急変を表す「うらにし」という言葉があり、「弁当忘れても傘忘れるな」という諺があります。太平洋側に比べて日照時間が少なく湿度が高いので、湿度計の針が40パーセント以下を示す日は一年のうち僅かしかありません。
何だかうっとおしく暗いイメージがするかもしれませんが、女性の美肌にとっては最高の土地でしょうし、実際に美人が多いと私は思っています。えー、私がではなく私のまわりに美人が多いという意味です。はい。

ついでに書きますと、ここは特に四季折々の海の幸が絶品なんです!当地は転勤族が多いのですが、ここを離れてもその美味しさが忘れられず、海の幸を食すという唯一の目的を持ってわざわざ遠くから何度も泊りがけでやって来る人がいるほどです。


あ、本日のお題から話がそれてしまいました。


こういう土地柄なので、晴れの日の主婦はとっても忙しい。快晴で空気が乾燥した状態が続いた先週のある日、「それーっ!」とばかりに家中の窓や戸や扉という扉を開け放して風を通し、お布団を日に干し、午前中いっぱいかかって掃除・洗濯・整理整頓に専念。

「やれやれ、すっきりしたなっ♪」と思っていたら、「あー、これこれ、一番大事なことを忘れたらあかんよ」という天からの声が。「なんやったっけ...?」と、しばらく考えたのち思い出しました。


それは、オーディオのメンテナンス。


そういえば見えるとこだけ奇麗するだけで、あとのことは一年くらいほったらかしになってた...。

「こら、あかんわ!」と、お昼御飯をささっと済ませ、午後は機材とオーディオラックやスピーカースタンドやその後ろ側の床や周辺の念入りなお掃除に突入。

次に、ケーブル類を全て外して雑巾で拭き、接点やプラグの金属部分を磨き、スピーカーケーブルの端末を切って新しくし、アナログプレイヤーのターンテーブルが水平かどうか確認してからトーンアームを調整し直して...と、思いつくことを全て実行に移しました。


一連の作業を終えてからリフレッシュしたオーディオで古いLP聴きながら飲んだコーヒーの美味しかったこと!

「次回のメンテナンスは、遅くとも秋には必ず実行するぜ...」と、反省も込めて固く心に誓ったアーティチョークでした。




*本日のオマケ


オーディオだけでなく人間もリフレッシュしようということで、快晴となり今年の最高気温も記録した先週の土曜日、田舎道を峠まで歩いて気持ちのいい汗をかいてきました。

春風に吹かれて歩きながら淡い春色に染まった山々に見とれ、小鳥や蛙の鳴き声を聴き、道端の野花を愛で、チョウチョやトンボが飛ぶのを眺めるのは楽しかったです。



水の引かれた田んぼに満開の八重桜が映って




日陰に咲くイチリンソウ




とある古民家で築山や池のある立派なお庭を拝見




田んぼの畔に咲くタンポポ




歩く夫の帽子でひと休みのイトトンボ