今回届いたドングリは、新譜が4、旧譜が2、とっても珍しいフランス盤が4の合計10個です。 8) と 9) 以外は全て未聴。
1) ■EVGENY LEBEDEV / 102 DAYS (SoLyd Records SLR 0380)
2) ■ADAM BIRNBAUM / TRAVELS (Smalls Records SRCD-0036)
3) ■MARKUS SCHIEFERDECKER / STEREO SOCIETY (Jazz4ever Records J4E 4790)
4) ■NILS WOGRAM & ROOT 70 / ON 52nd 1/4 STREET (Intuition INT 34232)
5) ■NGUYEN LE / THREE TRIOS (ACT Music + Vision ACT 9245-2)
6) ■E_L_B PETER ERSKINE_NGUYEN LE_MICHEL BENITA / E_L_B (ACT Music + Vision ACT 9289-2)
7) ■FRIX / LIVE IN NIKSIC (Le Petit Label PL004)
8) ■FRIX / GIRLS INSIDE (Le Petit Label PL008)
9) ■MARC BOUTILLOT TRIO / ... ET ALORS !? (Le Petit Label - PL010)
10) ■RENZA-BO / LE ROI OBAZ (Le Petit Label PL 013)
7) ~10) の4枚は、Le Petit Labelというフランスの極めて弱小なインディペンデントレーベルです。私が、「MARC BOUTILLOT TRIOがどーしても聴きたいのっ!」と、だだをこねたら「ハッハッハ、任せときなさい」と、キャットフィッシュレコードさんが、フランス盤に強い日本の業者さんから取り寄せてくれました。
Le Petit LabelのディストリビューターはImprojazzのようですが、フランス国内においても大手のFnacやAmazonでの取り扱いが無く、PARIS JAZZ CORNERなど一部のショップでのみ入手可能。バリバリのフリージャズから、ノイズみたいなの、インプロ、ニュージャズ、60年代ハードバップふう...と作品によってスタイルは様々ありますが、いずれもアーティストのオリジナル曲主体のようですし、商業主義にはあえて乗らず、セルフプロデュースによりアーティストの創造性を重視した作品を世に出すことを使命とするレーベルのようです。
さて、コーティングしていない無漂白再生紙で作られた二つ折りの紙ジャケットから苦労して取り出した盤を見てみると、なんと残念なことにCD-Rでした(まあ、予想はしていましたが)。しかしながら、Le Petit Labelの作品群は総じてレベルが高いようですし、MARC BOUTILLOT TRIOという無名ながらも素晴らしく優秀なアーティスト達を擁してもいますので、宝探しのような楽しみがあって面白い。レーベルのコンセプトといい、音楽的な質の高さといい、私にとってはなかなか興味深いレーベルなので、今後も注目したいと思います。
Le Petit Labelのホームページはこちら。作品によっては「なんじゃこれ?」っていうのもありますが(笑)
http://www.petitlabel.com/
Le Petit LabelのディストリビューターImprojazzのページ。
http://pagesperso-orange.fr/improjazz/
*本日のオマケ