『JAZZ magazine』 2008年2月号No.589 | 晴れ時々ジャズ

晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

2008年2月号の表紙はSTEVE COLEMANです。STEVE COLEMANといえばM-BASE?残念ながら私はこの人のアルバムを1枚も持っていませんが、CASSANDRA WILSONのリーダー作は1枚目から連続して13枚ほど聴いているので、STEVE COLEMANの演奏やM-BASE的な演奏は嫌いではありませんよ。でも、私が知っているのはその程度です。



2月号の特集は、ジャズとスピリチュアリティ(精神性)。この「精神性」という言葉にはいろんな意味や解釈の仕方があって難しいと思いますが、音楽というものが今よりもっともっと神様や、自然の驚異や、宇宙の神秘などと密接だった太古の時代から現代に至るまで、音楽と精神性のふたつは切っても切れないもの。しかし、現代における全ての音楽に精神性があるのかどうかということになりますと、それははなはだ疑問ですけれどね。

う~む、こういう話をどんどん突き詰めてゆくと、「音楽と商業主義」とか、「記録媒体としての音楽」などという殺伐としたテーマにそって「音楽と精神性」を考えねばならず、CDで音楽を聴く行為に対して懐疑的となり、挙句の果ては「未開の地で原住民の音楽を聴かねば!」となってしまいそうで怖い(笑)
ま、あんまり難しいこと考えんと音楽を楽しみましょ(^▽^;)