シェトランド・シープドッグ | 晴れ時々ジャズ

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日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

初詣の帰りに、参道をウロウロ歩きながら民家の軒先で売っている漬物や野菜を物色する夫(←出先で食材を買うのが凄く好き)を待つあいだ道端で息子と立ち話していると、すぐそばにワンちゃんが来ているのに気がつきました。
「きゃー、可愛いっ!」と思わず大きな声が出てしまい、ワンちゃんの首輪からリードを目でたどっていくと、その先には杖をついたニコニコ顔のお爺さんが繋がれていました。あ、失礼!繋がれてたのはもちろんワンちゃんの方。「私、犬に繋がれて散歩してまーす」てな人をけっこう見かけるもんで、つい(笑)



すぐそばには杖をついたお婆さんも。さっそく老夫婦の許可を得てワンちゃんの写真を撮っていると、お婆さんがワンちゃんに「さくらちゃん、よかったねぇ」と嬉しそうに話しかけるんですね。さくらちゃんが喜んでカメラに突進して来たりするので私がなかなか撮影できないでいると、「動物は動くから写真撮るの難しいねえ」とお婆さん(フォローありがとうございます)。私がさくらちゃんのあごの下や背中を撫でて「フワフワの毛並みやねー」と褒めると、お婆さんは「太りすぎだけどねー」と言って笑います。
私が老夫婦と交わした言葉は少なかったのですが、二人と一匹のあいだには時間がゆったりと流れているように感じられて、なんだかとても暖かく優しい雰囲気。シェトランド・シープドッグは牧畜犬ですからもともと活発で動きが俊敏な犬種なのですが、さくらちゃんはとてもおしとやかです。ちゃんとお爺さんとお婆さんの歩調に合わせてゆっくりのんびり歩いて行くのでした。