11月15日(木)は、舞鶴市政記念館ホールで行われた山下洋輔ニューヨークトリオのライヴへ行って来ました。
例によって夫を誘ったものの、どうも乗り気でない様子。ほんなら一人で行こか~と思ってましたら、3日前になって「新聞記事で読んだら面白そうやったから僕も行く」って、あーたね(笑)
山下洋輔の生の演奏を聴いたのは、1991年の第一回赤煉瓦サマージャズ以来のことなので16年ぶりです。と、こう書いて「ええっ、もうそんなになるの!?」と自分でびっくりしております。
そういえば山下洋輔のLPがあったっけと、約30年振り(?!)に引っ張り出しました。「MONTREUX AFTERGLOW」と「SUNAYAMA」の2枚だけですが、2枚ともジャケット、盤面ともにピッカピカで新品のまんま!おそらく買った当時は好きになれず、ほとんど聴いていなかったんですね。で、この機会にとコンサートへ行く直前に聴いてみました。そうしましたら、実に刺激的で面白く、山下洋輔の暴れっぷりやら坂田明の絶叫に思わずプッとふきだしたりもして、2枚まるごと楽しめました。
このライヴは「赤れんがジャズミュージアム」開設 を記念して開催されたものです。ミュージアムはこの建物の2階にあり、山下洋輔が学生時代に書いた直筆の楽譜も展示してあるそうです。1階ホールのキャパは150人ほどと大きくありませんが、内壁も全て赤レンガで床は木で出来ていますのでとても趣のある落ち着いた雰囲気です。
ライヴは2セット。タイトル未定の新曲で始まったのですが、これがいきなりの完全アブストラクトで、私はとうとう最後までテーマが分かりませんでした(;^_^A 全くのアブストラクトはこの1曲だけで、他に演奏したのはこんな曲です(曲順と曲名はあやふやです)。
トリプル・キャッツ(確か新曲)
幻燈辻馬車(岡本喜八監督の映画作品のために作曲)
エー・ハー(最初の2音がミとシだからということで便宜上そう呼んでいる曲だとか)
20TH THEME(来年のトリオ20周年にちなんで3+3+4+4+3+3の20拍子)
題名忘れた(ジャズ発祥の地といわれているニューオリンズにちなんだ明るく楽しい曲)
FOR DAVID'S SAKE(DAVIDって誰のことかなあ?)
ブリック・ブロック(第一回赤煉瓦サマージャズでも演奏)
クルディッシュ・ダンス(9拍子)
MY FAVORITE THINGS(アンコールとして)
ベースソロに続いてピアノとドラムによる小節交換というパターンが多いような気もしましたが、20年続いているトリオだけあって演奏の息はぴったり合っていました。山下洋輔のピアノは、往時に感じた強靭で鋭いタッチや鬼気迫るといった演奏ではないものの、肘打ちなども入る熱演でかなり楽しませてくれました。
「ニューオリンズにちなんだ曲」では、聴衆の手拍子の隙間を縫うようにフェローン・アクラフが多彩なフレーズを繰り出して来るところがとても楽しかったです!お客さんも大喜びでしたね。私はフェローン・アクラフの演奏を初めて聴いたのですが、ちょっと複雑そうなラテン系のリズムも楽々で、ところどころユーモアをちりばめたドラミングでも楽しませてくれました。ドラムソロになると特に「ブリック・ブロック」などでは実によく歌っていて、彼はなかなかいいドラマーだなぁと感じました。
セシル・マクビーは、拝見した感じではおそらく70過ぎ(?)。ビート感がいまひとつなのと音を増幅し過ぎているのが残念でしたが、長いソロでもけっこう速弾きが多くて歌心を感じる達者な演奏を聴かせてくれていたと思います。
そういえば山下洋輔のLPがあったっけと、約30年振り(?!)に引っ張り出しました。「MONTREUX AFTERGLOW」と「SUNAYAMA」の2枚だけですが、2枚ともジャケット、盤面ともにピッカピカで新品のまんま!おそらく買った当時は好きになれず、ほとんど聴いていなかったんですね。で、この機会にとコンサートへ行く直前に聴いてみました。そうしましたら、実に刺激的で面白く、山下洋輔の暴れっぷりやら坂田明の絶叫に思わずプッとふきだしたりもして、2枚まるごと楽しめました。
このライヴは「赤れんがジャズミュージアム」開設 を記念して開催されたものです。ミュージアムはこの建物の2階にあり、山下洋輔が学生時代に書いた直筆の楽譜も展示してあるそうです。1階ホールのキャパは150人ほどと大きくありませんが、内壁も全て赤レンガで床は木で出来ていますのでとても趣のある落ち着いた雰囲気です。
ライヴは2セット。タイトル未定の新曲で始まったのですが、これがいきなりの完全アブストラクトで、私はとうとう最後までテーマが分かりませんでした(;^_^A 全くのアブストラクトはこの1曲だけで、他に演奏したのはこんな曲です(曲順と曲名はあやふやです)。
トリプル・キャッツ(確か新曲)
幻燈辻馬車(岡本喜八監督の映画作品のために作曲)
エー・ハー(最初の2音がミとシだからということで便宜上そう呼んでいる曲だとか)
20TH THEME(来年のトリオ20周年にちなんで3+3+4+4+3+3の20拍子)
題名忘れた(ジャズ発祥の地といわれているニューオリンズにちなんだ明るく楽しい曲)
FOR DAVID'S SAKE(DAVIDって誰のことかなあ?)
ブリック・ブロック(第一回赤煉瓦サマージャズでも演奏)
クルディッシュ・ダンス(9拍子)
MY FAVORITE THINGS(アンコールとして)
ベースソロに続いてピアノとドラムによる小節交換というパターンが多いような気もしましたが、20年続いているトリオだけあって演奏の息はぴったり合っていました。山下洋輔のピアノは、往時に感じた強靭で鋭いタッチや鬼気迫るといった演奏ではないものの、肘打ちなども入る熱演でかなり楽しませてくれました。
「ニューオリンズにちなんだ曲」では、聴衆の手拍子の隙間を縫うようにフェローン・アクラフが多彩なフレーズを繰り出して来るところがとても楽しかったです!お客さんも大喜びでしたね。私はフェローン・アクラフの演奏を初めて聴いたのですが、ちょっと複雑そうなラテン系のリズムも楽々で、ところどころユーモアをちりばめたドラミングでも楽しませてくれました。ドラムソロになると特に「ブリック・ブロック」などでは実によく歌っていて、彼はなかなかいいドラマーだなぁと感じました。
セシル・マクビーは、拝見した感じではおそらく70過ぎ(?)。ビート感がいまひとつなのと音を増幅し過ぎているのが残念でしたが、長いソロでもけっこう速弾きが多くて歌心を感じる達者な演奏を聴かせてくれていたと思います。
山下洋輔の強い個性と聴衆を楽しませようとするサービス精神がうまく釣り合っているので、聴いていてとても楽しいライヴでした。ジャズをライヴで満喫したという充実感を得ることが出来てとても良かったです。
山下洋輔の知名度と人気を考えると当然なのかもしれませんが、今夜のコンサートはとても楽しいものでしたから、お客さんもきっと大満足だったのでしょう。終演後に行われたサイン会では長い列が出来ました。
「あなたのドラムソロは歌っていましたね。特にブリック・ブロックの演奏が気に入りました」と申しましたら、えらい喜んではりました。「お名前は?」ときかれて答えたのですが、一文字抜けてるせいで男の名前みたいになってます(苦笑)
セシル・マクビーさんと握手したとき「おっ、君の握力はとても強いんだね」と言われてしまいました(汗)
「このページはあなた専用です。大きな文字でお願いします」と申しましたら、「いや~緊張しちゃうね」と笑いながら書いてくれました。
山下洋輔ニューヨークトリオの皆さん、終演後はビールで乾杯だということでしたが、名物の松葉ガニは召し上がったのでしょうか。この季節、ここへ来はったらカニ食べな話になりまへんで。
あ、こんなこと、ここに書かずにサイン会のときに言うべきだったかな(苦笑)
出演:山下洋輔ニューヨークトリオ
山下洋輔 (p)
セシル・マクビー (b)
フェローン・アクラフ (ds)
日時:2007年11月15日(木)
開場18:30 開演19:00
会場:舞鶴市政記念館ホール
主催:NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴
出演:山下洋輔ニューヨークトリオ
山下洋輔 (p)
セシル・マクビー (b)
フェローン・アクラフ (ds)
日時:2007年11月15日(木)
開場18:30 開演19:00
会場:舞鶴市政記念館ホール
主催:NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴