私の場合、ENRICO RAVA本人よりも周辺のミュージシャンが購入動機になることが多いかもしれませんが、それでもCD棚を引っ掻き回してみますと、RAVAのリーダー作と参加作をあわせて12枚見つかりました。結局のところ、ENRICO RAVAの渋~いトランペットは好きなのです。
さて、本作の滑り出しは「ECM的居眠り注意報」発令なるか!?というぐらいの非常にまったりした演奏ですが、ご心配には及びません。4ビートが主体で、端正で渋い演奏もあり、ユーモアやウィットを感じる演奏もある。ということで、最後まで飽きずに楽しめました。
1曲目のタイトル曲を聴いて、全編この調子だったらどうしようと思ったのですが(笑)杞憂に過ぎませんでした。
1曲目のタイトル曲を聴いて、全編この調子だったらどうしようと思ったのですが(笑)杞憂に過ぎませんでした。
2曲目のSECRETSは、可愛い猫ジャケのBELLA(Philology W 64.2)にも入っていましたね。
4曲目のECHOES OF DUKEで、俄然ノリが良くなり、思わず「いいぞ、いいぞ!」と嬉しくなってしまいます。GIANLUCA PETRELLAがトロンボーンで“おしゃべり”をしているのが面白い。それにしてもこの曲、本作が初演ですか?私、どっかで聴いた記憶があるのですが、気のせいかなあ???
6曲目のSOGNI PROIBITIは、ROSARIO BONACCORSOが自作自演のステキなベースソロ♪これには、たんなるアルバム中盤のアクセント以上のものがあると思います。
一番のお気に入り、8曲目のSERPENTは、イントロのENRICO RAVAのトランペットからしてなんてかっこいいんだとニンマリ。が、聴きものはGIANLUCA PETRELLAの見事なソロでしょうね。私の場合、トロンボーンのアドリブソロを聴く機会は多くないのですが、こいつぁー文句無く素晴らしいと思いました。続くANDREA POZZAのピアノもよく考えられた演奏になっていてテンションもあり、聴き応えは◎。ニヒルで苦みばしった全体の雰囲気がエエです。
一番のお気に入り、8曲目のSERPENTは、イントロのENRICO RAVAのトランペットからしてなんてかっこいいんだとニンマリ。が、聴きものはGIANLUCA PETRELLAの見事なソロでしょうね。私の場合、トロンボーンのアドリブソロを聴く機会は多くないのですが、こいつぁー文句無く素晴らしいと思いました。続くANDREA POZZAのピアノもよく考えられた演奏になっていてテンションもあり、聴き応えは◎。ニヒルで苦みばしった全体の雰囲気がエエです。
9曲目のART DECOは、ENRICO RAVAとGIANLUCA PETRELLAのデュオで、とても楽しい。やはりトロンボーンの上手さに注目してしまいます。
10曲目のTRAPSは、粋でおちゃめで楽しい雰囲気。管楽器の掛け合いもいいのですが、それ以上に素晴らしいのがANDREA POZZAのバッキングなのです!
11曲目のBOB THE CATは、とってもユーモラス。タイトルのBOB THE CAT(猫のボブ)というのは、おそらくROBERTO GATTOのことなのでしょうね(ROBERTO〔ロベルト〕=BOB〔ボブ〕←ROBERT〔ロバート〕の愛称、GATTO=CAT)。どことなくアニメソングを思わせる、ウィットとユーモアが込められた曲想です。猫のボブがシッポをピーンと立てて意気揚々と闊歩している場面を思い浮かべてみましょうか。彼は立派で堂々とした猫だけれど、ちょっぴりシャイで不器用。ハンサムではありませんが根はジェントルマンなので、けっこうモテるタイプかもしれない...。って、これこれ、アーティチョークはん!勝手に自分好みの男性像をキャラに当てはめて遊ばんように(笑)
10曲目のTRAPSは、粋でおちゃめで楽しい雰囲気。管楽器の掛け合いもいいのですが、それ以上に素晴らしいのがANDREA POZZAのバッキングなのです!
11曲目のBOB THE CATは、とってもユーモラス。タイトルのBOB THE CAT(猫のボブ)というのは、おそらくROBERTO GATTOのことなのでしょうね(ROBERTO〔ロベルト〕=BOB〔ボブ〕←ROBERT〔ロバート〕の愛称、GATTO=CAT)。どことなくアニメソングを思わせる、ウィットとユーモアが込められた曲想です。猫のボブがシッポをピーンと立てて意気揚々と闊歩している場面を思い浮かべてみましょうか。彼は立派で堂々とした猫だけれど、ちょっぴりシャイで不器用。ハンサムではありませんが根はジェントルマンなので、けっこうモテるタイプかもしれない...。って、これこれ、アーティチョークはん!勝手に自分好みの男性像をキャラに当てはめて遊ばんように(笑)
*5月にウンブリア・ジャズin東京で来日するENRICO RAVAのクインテットはこのメンバーなのでしょうか。ENRICO RAVA QUINTETのコンサートも行きたいなー...。
御用とお急ぎでないかたは、それぞれのHPをご覧ください。←そういう私は、いつもHPを探すだけで終わってしまい、あんまり内容をじっくりと見ていないという(^▽^;)
ENRICO RAVA(1939年生まれ) http://www.enricorava.com/
GIANLUCA PETRELLA(1975年3月、バーリ生まれ) http://www.gianlucapetrella.com/
ANDREA POZZA(1965年10月17日、イタリアのジェノヴァ生まれ) http://www.andreapozza.it/
ROBERTO GATTO(1958年10月、ローマ生まれ) http://www.robertogatto.com/
■ENRICO RAVA QUINTET / THE WORDS AND THE DAYS (ECM Rcords ECM 1982)
ENRICO RAVA (tp)
GIANLUCA PETRELLA (tb)
ANDREA POZZA (p)
ROSARIO BONACCORSO (b)
ROBERTO GATTO (ds)
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