NICOLAS FOLMER(生年不詳ですが、おそらく30歳かそこら)は、フランスの若手トランペッターではピカイチの存在です。とにかくこの人のトランペットはコントロールが抜群で、その点ではイタリアのFABRIZIO BOSSOに迫る勢いです。アドリブの上手さときたら、どこを切り取っても美メロ曲の一つや二つはすぐに出来てしまうのではと思うぐらいで、センス抜群の華麗なフレーズが泉のごとく次から次へと湧いて出て来ます。もちろん作曲とアレンジの腕も超一流。辣腕ぞろいのメンバーで完成度の高かったNICOLAS FOLMERのファーストアルバム I COMME ICARE (Cristal Records CRCD 0409)(当ブログの記事はコチラ
)が、2005年度のDJANGO D'OR(Nouveau Talent)を受賞したのも当然ではないでしょうか。彼の才能は、もっともっと注目されてよいのではと思います。
さて、本作はNICOLAS FOLMERの2作目にあたります。あれ?録音年月日とスタジオの表記がどこにも無いですね(前作もそうでした)。リリースは2006年です。12曲全てNICOLAS FOLMERのオリジナル。4ビートスウィングは部分的にチラリと出てくるだけ。硬質でスピード感満載のファンク調、ゆったりしたバラード調、なぜか1曲だけムード歌謡ふう(?)(^▽^;)などの曲がありまして、聴き応えのある作品になっています。ピアノにPIERRE-ALAIN GOUALCH(1973年生まれ)、ドラムスにSTEPHANE HUCHARD(生年不詳)とくれば、私などは聴く前から嬉しくなってしまいます。ベースのJEROME REGARDと、ドラムスのTHOMAS GRMMONPREZは初めて聴く名前。
さて、本作はNICOLAS FOLMERの2作目にあたります。あれ?録音年月日とスタジオの表記がどこにも無いですね(前作もそうでした)。リリースは2006年です。12曲全てNICOLAS FOLMERのオリジナル。4ビートスウィングは部分的にチラリと出てくるだけ。硬質でスピード感満載のファンク調、ゆったりしたバラード調、なぜか1曲だけムード歌謡ふう(?)(^▽^;)などの曲がありまして、聴き応えのある作品になっています。ピアノにPIERRE-ALAIN GOUALCH(1973年生まれ)、ドラムスにSTEPHANE HUCHARD(生年不詳)とくれば、私などは聴く前から嬉しくなってしまいます。ベースのJEROME REGARDと、ドラムスのTHOMAS GRMMONPREZは初めて聴く名前。
曲の印象を簡単に書きましょう。
いや~、もう1曲目のPABLO DE CARACASからめちゃくちゃカッコええです。アルバムにはクレジットされていませんが、PIERRE-ALAIN GOUALCHはピアノの他にFender Rhodes(かな?)も同時に弾いていて、アドリブなんかオラオラ度高しってな感じ(なんじゃそら)で痺れまっせ~。ゴツゴツしたベースもなかなかに凄く、硬質でタイトなアンサンブルがカッコイイ。
2曲目のKALEIDOSCOPEは、スピード感と緊張感が漲り、思わず体が動いてしまうのです。複雑なリズムパターンでグルーヴするSTEPHANE HUCHARDのドラムスも冴えまくり!
6曲目のMEDDYは少々複雑でトリッキーです。頭で納得して体がリズムに乗るまでに少々時間が掛かってしまいました。何でやろ?今でも乗られへん時があります(;^_^A しかし、めっちゃカッコイイ曲なのです!
7曲目のKACHANIEは、リズム隊だけが変幻自在にテンポを変えるところが面白い。PIERRE-ALAIN GOUALCHのバッキングが光っております。
8曲目のFRENCH TOUCHは、爽やかなムードで軽やか。暖かい音色で歌うトランペットがステキ。ここでもついついSTEPHANE HUCHARDのドラミングを聴いてしまう私。
10曲目のLES MOCOTSもトランペット栄えのする良い曲ですね。リズム隊が空間を生かしたバッキングでソロを引き立てています。
どれもホントにいい曲ばかり。
いや~、もう1曲目のPABLO DE CARACASからめちゃくちゃカッコええです。アルバムにはクレジットされていませんが、PIERRE-ALAIN GOUALCHはピアノの他にFender Rhodes(かな?)も同時に弾いていて、アドリブなんかオラオラ度高しってな感じ(なんじゃそら)で痺れまっせ~。ゴツゴツしたベースもなかなかに凄く、硬質でタイトなアンサンブルがカッコイイ。
2曲目のKALEIDOSCOPEは、スピード感と緊張感が漲り、思わず体が動いてしまうのです。複雑なリズムパターンでグルーヴするSTEPHANE HUCHARDのドラムスも冴えまくり!
6曲目のMEDDYは少々複雑でトリッキーです。頭で納得して体がリズムに乗るまでに少々時間が掛かってしまいました。何でやろ?今でも乗られへん時があります(;^_^A しかし、めっちゃカッコイイ曲なのです!
7曲目のKACHANIEは、リズム隊だけが変幻自在にテンポを変えるところが面白い。PIERRE-ALAIN GOUALCHのバッキングが光っております。
8曲目のFRENCH TOUCHは、爽やかなムードで軽やか。暖かい音色で歌うトランペットがステキ。ここでもついついSTEPHANE HUCHARDのドラミングを聴いてしまう私。
10曲目のLES MOCOTSもトランペット栄えのする良い曲ですね。リズム隊が空間を生かしたバッキングでソロを引き立てています。
どれもホントにいい曲ばかり。
ただ、一つだけわがままを申しますと、本作でSTEPHANE HUCHARDが叩いているのは4曲だけなのが不満です。試しに、2曲目のKALEIDOSCOPEと11曲目のKALEIDOSCOPE ALTERNATE TAKEという同じ曲で、ドラムの演奏だけを聴き比べしてみましょう。例えばアクセントの付けかた一つとっても、STEPHANE HUCHARDがいかに優秀なドラマーであるかがよーく分かります。全曲をSTEPHANE HUCHARDが叩いていたなら、本作はさらに素晴らしくなっていたはず。
PIERRE-ALAIN GOUALCHは、概ね硬質なフィーリングで、たまに拳骨も繰り出したりもします。11曲目のKALEIDOSCOPE ALTERNATE TAKEのアドリブソロなど、思わずニヤリ。
フレンチジャズシーンの行方が気になるかたでしたら、NICOLAS FOLMERは、絶対にはずせないトランペッターですぞ~。
本作は、ココで一部だけ試聴出来ます。
http://www.cristalrecords.com/index.php?id_rubrique=229&id=350
■NICOLAS FOLMER / FLUIDE (Cristal Records CRCD 06-03)
NICOLAS FOLMER (tp) & (p) (on 12)
PIERRE-ALAIN GOUALCH (p, ) (exept 12)
JEROME REGARD (b)
THOMAS GRMMONPREZ (ds) (3, 5, 6, 7, 9, 10, 11, 12)
STEPHANE HUCHARD (ds) (1,2, 4, 8)
入手先:HMV(通販)
おおっ、今回の記事も短い!めでたい!(笑)
本作は、ココで一部だけ試聴出来ます。
http://www.cristalrecords.com/index.php?id_rubrique=229&id=350
■NICOLAS FOLMER / FLUIDE (Cristal Records CRCD 06-03)
NICOLAS FOLMER (tp) & (p) (on 12)
PIERRE-ALAIN GOUALCH (p, ) (exept 12)
JEROME REGARD (b)
THOMAS GRMMONPREZ (ds) (3, 5, 6, 7, 9, 10, 11, 12)
STEPHANE HUCHARD (ds) (1,2, 4, 8)
入手先:HMV(通販)