リーダーのJONAS KULLHAMMAR(1978年9月2日生まれ)は、本作のレーベル会社MOSEROBIE MUSIC PRODUCTIONSのオーナーも務める気鋭の若手サックス奏者。2004年度のスウェーデン版DJANGO D'OR他、多数のジャズ賞を受賞しています。
JONAS KULLHAMMAR QUARTETは、ピアノがTORBJORN GULZ(1965年、スウェーデン生まれ)、ベースがTORBJORN ZETTERBERG(生年不明)、ドラムスがJONAS HOLGERSSON(1973年生まれ)。このカルテットは同じ面子で既に4枚出していて、本作は5作目にあたるようです。
JONAS KULLHAMMAR QUARTETは、ピアノがTORBJORN GULZ(1965年、スウェーデン生まれ)、ベースがTORBJORN ZETTERBERG(生年不明)、ドラムスがJONAS HOLGERSSON(1973年生まれ)。このカルテットは同じ面子で既に4枚出していて、本作は5作目にあたるようです。
全5曲のうち4曲はJONAS KULLHAMMARの作曲。ほかにスウェーデンのピアニストBERNDT EGERBLADHの書いた曲を1曲。トータル44:44と短いですが、中身は濃いです。この4人の演奏は素晴らしいですよ。
1曲目のHITMANはアップテンポの4ビート。聴いたとたん「そうそう!これやがな、これ♪」と喜んだ私。確かに最近聴いていたのは「これ、ジャズとちゃうんちゃう?」というようなのばっかりでしたが、だからという訳じゃありません。JONAS KULLHAMMARは以前からなんとなく気になる存在だったものの聴くのはこれが初めてなのですが、いやはや、この人もかなりキテますな!ひとことで言うとド迫力爆裂テナー。とにかく「これでもかーっ!」という感じのブチ切れ具合は半端じゃない。しかし、荒削りのようでいてちゃんとコントロールも効いているのですね。ジャケのお坊ちゃまふうのお顔とはイメージが全然違ってエキサイティングですわ。
2曲目STORMENは3拍子。メルヘンチックなピアノのイントロや軽快で爽やかなテーマで始まるけれど、けっこう盛り上がって豪快でダーティーなブロウに。
3曲目のBENDIKSENは、スローなテンポで始終穏やかな表情のバラード調。太く暖かい音色の語りかけるようなJONAS KULLHAMMARのテナーを聴きながら、猫みたいに伸びをしてリラックスしましょう。実際に目の前でこんなふうに演奏されたら、大概の女性は目がハートになるんとちゃいますか。ゴロニャーン。と、ここまでは普通に、というか実に気持ちよく聴いていられたんですね。
ところが4曲目、CORNY WALTZを聴いてアーティチョークはぶっ飛びました。
なんと、JONAS KULLHAMMARはテナーサックスでポルタメント奏法をやっているじゃあーりませんか!!
あー、びっくりしたー(;^_^A
う~む、クラリネットでは聴いたことがあるけれど、サックスでポルタメントが出来るなんて知らなかった。いや、知らないのは私だけか?とにかく、サックスでこういう演奏を聴いたのは初めてだと思います。このほかにも、どこかが共鳴(重音を出している?)しているようなギュイイイイーンというなんとも形容し難いドスの効いたヴィブラートを出していたりしてめっちゃ面白い!こんな大胆不敵でかっこええテナー聴いてしもたら、これからの私は一体どないしたらええの?もうほんとにJONAS KULLHAMMARったら、アナタのせいよ!と言ってみても始まらないので、次。
5曲目THE RISE AND FALL OF SOUR Tは、同一パターンを繰り返すベースラインがクールでハードボイルドで洗練されたイメージを醸し出しています。だんだんハイテンションになって曲が転調するところがかっこええのなんのって。吹きまくるテナーが男前でっせ。
JONAS KULLHAMMARは要チェックです。過去の作品を掘り起こすべきかどうか只今思案中。
御用とお急ぎでないかたはJONAS KULLHAMMARの↓HPをご覧ください。
http://www.kullhammar.com/
スウェーデンのレーベルMOSEROBIE MUSIC PRODUCTIONSの↓HP。
http://www.moserobie.com/
■JONAS KULLHAMMAR QUARTET / SON OF A DRUMMER (Moserobie Music Productions mmpcd 045)
JONAS KULLHAMMAR (ts)
TORBJORN GULZ (p)
TORBJORN ZETTERBERG (b)
JONAS HOLGERSSON (ds)
入手先:キャットフィッシュレコード(通販)
1曲目のHITMANはアップテンポの4ビート。聴いたとたん「そうそう!これやがな、これ♪」と喜んだ私。確かに最近聴いていたのは「これ、ジャズとちゃうんちゃう?」というようなのばっかりでしたが、だからという訳じゃありません。JONAS KULLHAMMARは以前からなんとなく気になる存在だったものの聴くのはこれが初めてなのですが、いやはや、この人もかなりキテますな!ひとことで言うとド迫力爆裂テナー。とにかく「これでもかーっ!」という感じのブチ切れ具合は半端じゃない。しかし、荒削りのようでいてちゃんとコントロールも効いているのですね。ジャケのお坊ちゃまふうのお顔とはイメージが全然違ってエキサイティングですわ。
2曲目STORMENは3拍子。メルヘンチックなピアノのイントロや軽快で爽やかなテーマで始まるけれど、けっこう盛り上がって豪快でダーティーなブロウに。
3曲目のBENDIKSENは、スローなテンポで始終穏やかな表情のバラード調。太く暖かい音色の語りかけるようなJONAS KULLHAMMARのテナーを聴きながら、猫みたいに伸びをしてリラックスしましょう。実際に目の前でこんなふうに演奏されたら、大概の女性は目がハートになるんとちゃいますか。ゴロニャーン。と、ここまでは普通に、というか実に気持ちよく聴いていられたんですね。
ところが4曲目、CORNY WALTZを聴いてアーティチョークはぶっ飛びました。
なんと、JONAS KULLHAMMARはテナーサックスでポルタメント奏法をやっているじゃあーりませんか!!
あー、びっくりしたー(;^_^A
う~む、クラリネットでは聴いたことがあるけれど、サックスでポルタメントが出来るなんて知らなかった。いや、知らないのは私だけか?とにかく、サックスでこういう演奏を聴いたのは初めてだと思います。このほかにも、どこかが共鳴(重音を出している?)しているようなギュイイイイーンというなんとも形容し難いドスの効いたヴィブラートを出していたりしてめっちゃ面白い!こんな大胆不敵でかっこええテナー聴いてしもたら、これからの私は一体どないしたらええの?もうほんとにJONAS KULLHAMMARったら、アナタのせいよ!と言ってみても始まらないので、次。
5曲目THE RISE AND FALL OF SOUR Tは、同一パターンを繰り返すベースラインがクールでハードボイルドで洗練されたイメージを醸し出しています。だんだんハイテンションになって曲が転調するところがかっこええのなんのって。吹きまくるテナーが男前でっせ。
JONAS KULLHAMMARは要チェックです。過去の作品を掘り起こすべきかどうか只今思案中。
御用とお急ぎでないかたはJONAS KULLHAMMARの↓HPをご覧ください。
http://www.kullhammar.com/
スウェーデンのレーベルMOSEROBIE MUSIC PRODUCTIONSの↓HP。
http://www.moserobie.com/
■JONAS KULLHAMMAR QUARTET / SON OF A DRUMMER (Moserobie Music Productions mmpcd 045)
JONAS KULLHAMMAR (ts)
TORBJORN GULZ (p)
TORBJORN ZETTERBERG (b)
JONAS HOLGERSSON (ds)
入手先:キャットフィッシュレコード(通販)