第4章 不倫について夫婦の話し合い③~約束~ | それでも私は夫の不倫相手に慰謝料を請求した!

それでも私は夫の不倫相手に慰謝料を請求した!

仕事・家事・3人の子の育児・実母の介護…どれも手を抜けない日々を私が送っている間、夫はW不倫。相手女性との裁判は終了し、200万円以上の慰謝料を獲得した私の経験を基に記事を書いています。現在は法律事務所に勤務しながら行政書士試験合格を目指し勉強中。

このブログではまず夫に不倫された妻である「私の側から見た景色」を綴っていきます。なるべく個人情報には触れないよう、配慮して書きますので一部において仮名・仮称等を使用しています。そういった意味では、事実に基づいたフィクションであるとご理解ください。

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約束。

 

 

約束の深夜1時を過ぎても、

夫は帰ってこなかった。

 

2時を回り、

私は夫にLINEを送る。

 

「やっぱり3時過ぎるくらいかな?」

 

また、この時間を出して訊ねてみた。

 

不倫相手の女と会うときの帰宅は、

いつも3時を過ぎていたから。

 

「3時には帰ります」

 

すぐに夫から返信があった。

 

私が送ったLINEを、

不倫相手と一緒に見たのだろうか。

 

2人で私を馬鹿にして、

笑いながらこの返信を打ったのだろうか。

 

もう、どうでもよかった。

 

半ば呆れながら、

私もすぐにメッセージを返す。

 

「やっぱりそっか。了解」

 

やっぱりという言葉に、

精一杯の皮肉を込めた。

 

社員旅行のお土産を渡すだけじゃなく、

やっぱり性行為までしてるんだね…って。

 

鈍い夫が、そこまで感じとれるはずも

なかったのだけれど。

伝わってほしいという気持ちも、

私にはあった。

 

自分のスマホを握りしめ、夫婦の寝室で

私はただ夫の帰りを待つしかなかった。

家を建てたときに買ったクイーンサイズの

ベッドは、いつも右側だけ凍えるほど冷たい。

 

 

 

この日、夫には私と約束した深夜1時に

帰宅する意思があった。

 

不倫相手の女と会った

ファミリーレストランを

1時前には出ているのだ。

 

そのまま帰宅しようとした夫を、

不倫相手の女は引き留めた。

 

「えっちしないの?」

 

2人はそのまま、

いつものTバスターミナル駐車場へと向かい

夫が乗って行った社名が大きく貼り付けられ

ている社用車の中で、性行為をしていたのだ。

 

 

 

 

(つづく)

 

 

 

不倫に直面したとき、どう動いたらいいか?から

慰謝料請求裁判まで元離婚弁護士の方がわかりやすく

教えてくれています。もちろん大事な判例もアリ!

 

 

慰謝料の請求を考え始めてから私はひたすら判例

読み漁りましたどんな不倫がどんな判断をされている

のか。何がポイントとなって、幾らの慰謝料が決まって

いるか。これらを頭に叩き込み、人生を賭けた勝負に挑んだのです。

 

 

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