書斎整理による一大発見 | 囲炉裏端のブログ

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伊豆・松崎町は、観光資源に恵まれているところです。町への思いを具現化するため、互いに情報交換をよくし、住みよい町づくりを目指します。

たぶん皆様には想像できないと思う。学問に携わる仕事でないのに、これほどの好奇心、収集癖の旺盛さにである。


実は、押し入れの床板が落ち、なんとかしなければならない状況に追い込まれる。これも書籍・ファイル類の重さと、湿気の多い環境による。


印刷屋に勤めていたことも原因であろう。以前は地域の独占企業であったので、官公庁をはじめ民間すべての情報が集まった。その作業、印刷物の持ち帰り、新聞の切り抜きがその基礎となる。また、歴史に興味があっても古文書が読めない。そこをコピーさせてもらい、いつか役立つであろうとため込む。


それに輪をかけるような「劣等感」、「普通」になるための努力が重なる。もとよりの「文学少年」、手先、世渡り下手の「不器用」さも手伝う。


その人生そのものが集約されている書斎も間借りのようなもので、使わなくなったコタツを台にパソコンが置かれ、押し入れを改造された部屋である。これを整理、片付けることは並大抵なことではない。


その整理のため、パソコン専用机を購入する。光回線開通が間近に迫ったことも手伝う。それに向かうと、生まれて初めて「勉強部屋」が与えられた気分を味わう。そして気力が再生されてくるのを感じる。まだやれるのではないか、できる限りやろうと。


この整理中の最大成果は、伊豆水軍「渡辺織部一族:先祖書き」コピーの発見である。大事にするあまり、奥深く仕舞い忘れたをことによる。水軍城らしき図面もある。この町にあって徳川水軍の重要な地位にあったことが知れる。


これを解明できる力はすでに私にはない。さいわい松崎高校副校長:M先生はその道の権威者である。月曜日にでも先生を訪ね、お願いしようかと思う。これを見た人は多いはずなのだが、町の歴史が塗り替えられるほどの一大スクープなのだ。