右近の橘 | 囲炉裏端のブログ

囲炉裏端のブログ

伊豆・松崎町は、観光資源に恵まれているところです。町への思いを具現化するため、互いに情報交換をよくし、住みよい町づくりを目指します。







 わが町は、文化度が高いのでしょうか。経典を収める「輪蔵」が2つあったり、「右近の橘・左近の桜」というような「言われ木」があります。

 浄泉寺の橘が枯れたのを発見したのは、私がふるさと協力隊:野口さんをガイドしているときでした。「右近の橘・左近の桜」と自慢げに説明しようとして振り向いて見上げたときです。

 それが・・それがです。橘が枯れていたのです。お雛祭りに飾られるのでご存じかと思いますが、この一対で成り立つ「言われ木」です。

 年輪を数えると、150年前の木だということでした。

 枯れたままでは先人に申し訳ないと、知人である渡辺さんに話したら、すぐ様苗木を用意してくれ、昨日、自ら造地、植樹してくれたのです。

 本当に有り難いことです。私は他に用事があり、この歴史的な植樹に立ち会えなかったことは残念です。でも私の言動が、このようなスピードで「立ち木」となったのだと、嬉しい限りです。

 渡辺さん、反応して伐採してくれた住職さん、手伝ってくれたYさん、本当にありがとうございました。

 防寒の準備も万端、来春の芽吹きが楽しみです。