本当に少ない時間でよい。周囲を一回りすることで気分が一変するものである。それにデジカメを持ち歩くと、ハッとしたものに出合い、その感動に改めて生きている実感を得られる。
私のように印刷するのはまれで、パソコンに入れ、一部をHPやブログ、掲示板で配信する。だからほとんどお金いらずですむ。
いま周囲は老齢化のためか気分の落ち込みが激しい。町を歩いても住民の姿はまばらで、観光客もめっきり減ってしまった。
町当局も「観光立町」を言うのなら、幹部、議員、職員が率先してデジカメ散策をしたらどうだろう。それを掲示板に貼り、生きている町の姿を示すことだ。人は人の気配に集まる習性がある。
私は、昨日岩科方面を散策してきた。カメラに収めると気づかなかった景色に出合う。川のり採りに出合う。正月飾りを集めたどんど焼き、重文岩科学校、天然寺のなまこ壁の蔵。もう私の心は旅をしてきた充足感で満たされる。わずか1時間の旅ではあるが。