最近の日本人は日本精神が無いと思っている。
損得勘定ばかり学んで徳性の欠片も無い人々に多く出会ってきた。
高度経済成長からバブル経済の日本人は、欧米からエコノミックアニマルと揶揄されたわけで、その頃から既にそうなりつつあったのだろう。
ネットを見てると自分が日本人に生まれて日本語喋ってるだけで、自分は日本精神があると思っている日本人が多いように思うが、玉木文之進が「サムライは生まれるのではない、作るのである」と言ってるように、日本に生まれて日本語話してるだけで日本精神は育たない。
日本精神を学びたかったら手っ取り早いのは安岡正篤さんの著書だろう。
既に日本精神が滅びかけている昭和に、日本精神を説き続けてた碩学者だ。
しかし、昭和期におられた外国人でも、この人は日本精神があるなという、立派な方々もおられる。
明治天皇研究をされて、晩年東日本大震災後に帰化されたドナルド・キーンさんなんて、日本人より日本人らしいと思いますし、台湾総統だった李登輝さんなんてまあ日本生まれの日本育ちみたいなもんで武士道にも精通されてますから、日本の総理大臣をして頂きたかったくらいの日本精神をお持ちの方だ。クリスチャンだけど。
今の私利私欲に塗れた政治家に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいの方々だ。
かく言う私も全く日本精神とは程遠い家庭に育ったので、そういう教育の機会もなく育ちましたが、自身の心に問題を抱えていると気付いた時に解決する世界で最も進んだものが日本精神、武士道にあると学ぶ機会を持てました。
世の中にある精神療法の元が日本の禅であったり武士道であったりすることも知り、凄い国に生まれて良かったと思ったが、しかし、そんなこととも露知らず日本精神を知らない残念な日本人がほとんどなのが残念ですね。
ある意味日本精神の欠片である修身教育は明治天皇の教育勅語とともに少し戦前は残っていたのが、戦後は日本人を弱らせるためにアメリカにそういう教育を禁止され、今やそれに染まった日本人だらけで、弱った日本人と移民だらけの日本になった時こそ、アメリカが再び占領しやすい我が国になっちゃいますね。
まだまだ、日本精神を書いた本は多々ありますから、日本人なら読んだ方が良いと思いますよ。
しかも、自分の心を強くするのに大いに役立ちますよ。