筋トレを知らない世の中 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

 

最近、アウェイで外来する時は、またスクワットのチラシ配りまくっている。

 

もちろん、既に20年近く配り続けているが、きっちりやった人はゼロと言っても良い状態。

やっていると言う人も、大分重さを増やせましたか?って聞くと…ってなる。

週1と書いてあるのに、毎日やってもあかんとか。

 

ですので、私は配る時にやってもらおうとかもはや一切思っていない。

ただ、治りたそうにしている人に道は示したよという自己満足だけだ。

患者さん本人にもどうせやらないとは思うけどって言うようになりましたし。

 

で、あの通りやれば、実際に私が指導しているポイントが書いてありますから、確実に筋力増強できるはずです。

毎回負荷が増やせて、プラトーになっても続けていけば徐々に上がっていく。

私がやってきた方法でもありますから。

 

私の感覚から言えばフィットネス人口は3%と言われて久しいですが、その中できっちり筋トレできている人って1%もいないんじゃないでしょうか。

 

多くの日本人的感覚では、筋トレなんて筋肉マニアのゴリマッチョがやることって印象で、そもそもやりたくないしやる気もないで終わっている。

なので、筋トレってどうやること?って疑問も無いし、もちろん筋トレって実際どうやるのかも知らない。

ジムへ行ってても、何となく筋トレで終わっている人も多いように思う。

でちょっと歩いたりラジオ体操したら筋トレになるとか思っている。

で、イメージで毎日ジムに住まないとできないとか、毎日変な食事しないと効果無いとか思ってる。

 

そしてそもそも人間20歳を超えたらそこから毎日全身の機能低下が普通に生きていたら起こり続けていることも知らない。

で、日々弱るのがある閾値を超えて歩けなくなったりすると、昨日から急に歩けなくなった、どうしてだろう?変な病気が発症したとか思っている。

 

で、病院の医師もほとんどが筋トレに関しては一般人と同じ知識ですから、歩けなくなったのは腰部脊柱管狭窄症だからとか、弱ったのは骨粗鬆症だからとか、廃用症候群だ、運動器不安定性だ、サルコペニアだ、フレイルだ、ロコモティブ症候群だと、弱らせ続けただけのことに色々病名付けて色々な薬剤開発してどれ使おう?ってなっている。

どれも筋トレほど効果無いのに。

 

こういうこと言っている私は、この世の変わり者です。