弱った人に安静を | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候


怪我をしたときは痛いし腫れるし、応急処置としてはRICE、患部を安静にして冷却して圧迫して挙上する。

これと同じノリで、年寄りが腰が痛い膝が痛い肩が痛いなどと言うと、安静にと言うのが一般的だ。
しかし、弱ったところに能力を超えて使った関節などは腫れて痛いが、原因は弱っていることであって、怪我してるわけではない。

なので私は膝が痛いと腫れている患者にも、その場で筋トレを始めてもらっていた。
弱っているんだから、強くすれば良いじゃないかと。
すると、殆どの患者はその場で痛みが楽になる。

しかし、この事実を知っている医療従事者はほぼいないし、教科書にももちろん安静と書いてある。

なので、教科書を信じて安静にし動けなくなっている患者の多いこと。

この事実を知ってしまった私としては、流石にそういう弱った患者に安静にしましょうとは言えない。

しかし、今も多くの医師が弱って痛い患者に安静を指示し続けている現状がある。
そして、患者も疑問も無く喜んで安静にして寝たきりへGo!

いやはや。