私は学生時代から暗記することなどが好きでは無かった。
意味のない知識を記憶することに意義を感じなかった。
ですから、結局世の中で大事をなした人々がKIS原則、単純に考えることを重要視していると聞いた時に、やはりなと思った。
世の中自分で使えるようになる知識、実学ってそんなに多くない。
まあ、少なくはないかも知れないが、無限にある情報知識に比べれば多くない。
そういう雑多なただの知識論理だけの記憶を削っていけば残るのは実学、KIS原則だけになるわけだ。
しかし、何せ今の学校教育が知識の記憶一辺倒なわけですから、そんなことを考えずに育つと雑多な知識や情報に精神が蝕まれている人も多い気がする。
ただでさえネットで情報化社会とか言って知識情報過多な時代ですから、これからの人間に必要なのは最低限の実学を学ぶことじゃないだろうか。
逆に知識情報の捨て方を教える方が重要かもしれない。
実学の抜け落ちた論理知識で議論しているのって、本当に空虚な議論だと思う。