医師のプライド | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 

 

私は勤務医の頃から薬の副作用の話は患者さんにしてきている。

高血圧の薬のカルシウム拮抗薬ではパーキンソン症候群を、高コレステロール血症の薬のスタチンでは横紋筋融解症を起こすと書いてあるし、よくそのせいで足が前へ出にくい、首が下がるといった症状を疑わせる患者さんがいたりする。

すると、その可能性もあるんじゃない?とか外来でよく言ってきた。

 

ある日、隣で診療を行っている内科医同士の話し声が聞こえてきた。

「そうは言っても自分が今まで薬を出してきた診療を否定してもな。」と。

それ聞いて、そこプライド持つとこ?と思ったのを記憶している。

 

医師ならこんな患者さんでも自分は治して元気にしてきた、健康な人を増やしてきたというところに誇りを持たないとね。

自分がやってきた薬物治療、手術治療に誇りを持たれてもね。

患者さんに関係ないし。

 

でも、結構こういう中堅ドクター多い気がする。