KIS原則 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

私が筋トレの本質が分からずに困惑した学生時代、やっと本質に辿り着けたと思ったキストレの内容が、全然フィットネス医療業界ではなされていなかったわけです。

何でかな?と追求して至った結論がKIS原則で皆さん考えないからです。

当たり前に日常目にする光景を無視して、科学的だと見えない世界を基準に物事を考えることが偉くて正しいように思っている人が多い。

 

筋トレの世界を話す時に、血流がどうのこうの、プロテイン(蛋白質)がどうのこうの、様々なホルモンがどうのこうの、筋線維が、細胞が、酸素がカルシウムが酵素がと、見えない現象を基準に考えようとする。

最近ではビッグデータではと、これも自分で確認できない、誰かや機械が調べたはずという情報を基に、エビデンスがなどと自分が確認できないことを話す。

 

筋トレなんて、自分の筋力が上がったり、筋肉が大きくなったり、見えるもんなんだから、それがどういう運動したら引き起こされるかって考えれば良いだけなわけです。

そんな雑学を駆使しなくても、分かる話なんですよね。

 

雑学に溺れて実践しないで考えているから、本質が見えないんですよね。

 

当たり前のことを当たり前に考え、当たり前に実践することができる指導者が、何故これほどにいないのかが不思議でならない。