筋トレ外来 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

私の外来ではリハビリテーションとしての筋トレをしに来る患者さんが大多数だ。

 

しかし、別に大昔から整形外科ではリハビリテーションはあり、筋力訓練をやる人員としての資格を持つ理学療法士もいるし、筋力低下が関連する疾患があることも分かっている。

 

要するに、私の外来は普通なのだ。

 

違うのは理学療法士がいなくて、医師自らリハビリテーションを指導しているということだ。

なので、20分1枠でやらなければなんてこともない。

効果のある運動ができれば1分で十分だ。

20分間筋トレにならない運動をやっても、1分の筋トレの効果は出せない。

 

そして、筋力増強程度を私が直接評価している。

正しい動作で動かせる重量が0.6kg単位で上がっているか回数が増えているかから、私が筋力増強効果を確認している。

 

通常の理学療法士の筋力の確認方法はMMTだ。

強い負荷に抵抗できるか弱い負荷に抵抗できるかなど、評価が主観的だ。

これは評価に値しない。

で、医師は筋力つけましょうと口で言うだけで、実際に筋力訓練を処方して理学療法士が改善しているかは確認できない。

しようと思っても理学療法士の主観的評価と患者さんの感想しか無い。

 

筋トレの素人が分業しようが、評価しようが、効果が出るわけがない。

これが私が筋肉ドクターとしての外来をやり始めた理由だ。

 

しかし、理念は普通なのだ。

筋力低下に筋力増強しているだけなんだな。

 

なぜ、世界中で普通のことができないのか不思議でならない。

分業の悪影響か?