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筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

高齢化寝たきり大国になり、介護する若者が足りなくなり、外国人で補うみたいな現在の我が国ですが、寝たきりにならないようにする施策がイマイチ効果が出せず、結局介護予防にテスト的に出ていた予算も引き上げたようですね。

 

そりゃ、自分の筋トレと医療介護現場を見てきた私からしたら、当たり前の話です。

全く高齢者の体力が回復しないことしかしてないんですから。

 

スポーツ協会で教えている内容も、老化期には筋力低下は一般に比較的よく保たれる、バランス維持機能は著しく低下し、関節可動域狭小化し、心機能も低下すると。

これ、穿った見方すると、やってもらうのが簡単でやりやすいことが低下すると言って、筋力の上げ方が分からないからよく保たれていてやらなくて良いみたいに言ってるなんて無いですよね?

まあ、統計上のエビデンスはそうだとしても、寝たきりになっている人に限って調べてみたら、筋力は保たれて、バランス機能、関節可動域、心機能低下で寝たきりになってるんでしょうか?

 

で、実際に私のクリニックでやってきたのを見たら、関節痛の問題などで痛みがあり転倒しやすいご老人の筋力を本気で上げてやればどうなるか。動けるようになり、転倒もなくなります。

そもそも転倒しやすいのの大きな原因はバランス機能の低下なのか筋力が低下しているのか分かりにくいですよね。

実際に筋力測るのと片脚起立の時間測るので、筋力測定は医療現場ではMMT(徒手筋力検査法)ですから、ほぼ皆さんMMT5と正常なわけです。しかし、うちで運動してもらっている正常っぽい女性で老若を問わず下肢筋力で両足で60kgくらいしか蹴れない人が多々おられます。これ、理学療法士に言わせればMMT5でしょうけど、体重が50kgくらいだったら、片足で蹴れる筋力は30kgくらいなんだから、そりゃ転倒しそうになって戻ることは片脚では不可能ってことでしょう。

で、片脚起立の時間が短くなってるのは筋力低下のせいか、バランス機能の低下のためなのか判断は不能ですよね。

 

日本中で弱った高齢者に全く筋トレにならない筋力訓練しているのだから、そりゃ骨折も寝たきりも増えるでしょう。

こんな簡単なことが分からないのでしょうかね。

 

ということで、本気で地域の高齢者の転倒、骨折、寝たきり予防に興味のある方は、どんどん私を使ってくれて良いですよ。

どうも、整形外科医のアルバイトへ行ってますがそういったことをする現場ではないので、そろそろ年末ですし、来年はそういう現場でやり甲斐のある仕事をアウェイでもしたいなと思ってます。