見たこと無い | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

よく、見たこと無いから分からないと言われます。

私の診療所で高強度な運動をしてもらった後、変形性関節症の患者さんが楽になったとよく言われますが、通常そんなこと見たことが無いから恐い、やって良いのか見たことが無いから分からないとおっしゃる方が多い。

 

しかし、見たこと無くても分かることも多いと思います。

見たこと無くても線路に手置いて電車が通ったらえらいことになるのは分かります。

見たことも聞いたことも無いことでも、当たり前のことは当たり前に起こるのです。

 

現代人は現実よりも情報があり過ぎて、何が当たり前で何が当たり前じゃないのか分からなくなっているのかもしれません。

まして、通常20歳を超えたら衰えて行くのが普通なのに、ちょっと運動したくらいで軽い筋トレとか言って無尽蔵に筋肉が強くなるという、それこそ見たことも聞いたことも無いことを信じていたりします。

きっと健康器具の誇大広告的CMに洗脳されているのでしょう。

しかし私は自身の筋トレ経験から、そんな簡単な運動や闇雲な運動で筋力が向上する事なんてことが無いことを当たり前に知っています。

 

衰えた筋力を鍛えようと思ったら、鍛わる運動をしなければならないのは分かります。

鍛わらない運動をしても、衰えた筋力は戻りません。

私は筋トレと称するもので効果が無いものをいろいろ見てきて、自分に最も効果があるのはこれだと分かったからそれをやってもらったら良いことが起こるのは、見たことが無くても分かったわけです。

 

見たこと、教えてもらったことしか出来なかったら、キストレ治療なんて誰もできなかったでしょう。

 

世の中、見たこと無いことをやってきた先人がいるから、今見たり教えてもらったりできることが多いわけです。

鉄鉱石から鉄の造形物を作れるなんて、誰も見たことも無い時にできるはずだとやった人がいるから、今誰でもその恩恵に浴することができるわけです。

 

そんなこと見たことも聞いたことも無いから分からない、間違っているというのは、浅はかな考え方と言えるでしょう。