翌日からウォーキングを開始した。
歩き出すとやはり痛みが出る。
この痛みは単に血行が悪くなっているから。
血液を大量に送り込んでやればいい。
そう感じてどんどん歩いた。
しばらく歩くと今度は太腿がど～んと重くなる。
単なる酸素不足かエネルギー切れだ。
血液をどんどん循環させて酸素やエネルギーを送ってやればいい。
自分の感覚だけで判断する。
軽い負荷で血行を良くしてやるにはウォーキングがいちばんだ。
そう思いながら１０分ほど歩いていると、いつの間にか痛みが消えていた。
ほ～ら見ろ。やっぱり血が欲しかっただけじゃないか。
こうして１５分のウォーキングから始まり、
次の日は２０分、その次は２５分と時間を延ばしていった。
まだまだ颯爽と歩くなんてできない。
トボトボとお年寄りのお散歩レベルだが、それでも歩けるのが嬉しい。
ただしやり過ぎはいけない。
気持ちよく歩いていると、突然うっ、まずい！
腰や股関節周辺の筋肉が固まりだす。
ぎこちない歩き方で、やっとの思いで家に帰った。
歩いた後は筋肉をやさしくストレッチ。
あくまでもやさしく。
痛気持ちいいまでやってはいけないのだ。