歌のレッスンがあった。
師匠からは、
「呼吸がずいぶん吸えるようになりましたね
次のステップへ進みましょう!
管楽器になったつもりで歌って、
艶のある声を聴かせましょう。
自由に歌いたいように歌いましょう」
とのこと。
一瞬、
デジャブかと思った!
艶(つや)のある声や
管楽器のアドバイスが、
蘇ってくる。
師匠、
男の先生、
ギタリストさん。
それぞれアプローチが違っても、
行き着く先は、同じところだ。
結局、
「自分が、自由になれるかどうか?」
ということだと思う。
あれもできない、
これもできない、
こうでなければ、
失敗したくない、
恥かきたくない、
いつのまにか、
私はずいぶんと、
行儀の良い大人になってしまった。
プライドばかりが高まっていく。
もっと、
子どもの頃みたいに、
肩肘張らずに、
自由に、
楽しくやればいいのかな?
子どもの頃、
バスケ部をサボりたい一心で、
金管クラブに入り、
管楽器をテキトーに吹いて、
友達と笑い転げていた頃みたいに!
ちか