東京にて | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

なんと11連休をとって、東京に帰省。


正直自分でもなめきってるなあと思うほど休んでいる。




東京に帰ればみんなはず~っと仕事をしていて・・・・


がんばってるなあと感心してしまう。




でも、そんなことはどうでもよくて、自分の仕事はきっちり終わらせれば休めばいいのだと開き直る部分もあったりする。同時に、「自分の仕事」には限界などないのだから、休まなければもっとできるはずだという思いもある。要するに言い訳しているのかもしれない。




まあ、いろいろいってみた所で、すべての選択は、僕自身が自分の時間というリソースを自らの成長のためにどう配分するかという意思決定の下になりたっているのだ。




じゃあ東京に帰って何をしているのか?と思われるかもしれないが、寝る時間を惜しんで人と会っている。




ここ3日間ほとんどしっかり寝れていない。


それでもみんなに会いたくて、時間を投資している。




そういうやり方が自分を成長させるために大切な時間であることを知っているから。




毎日5人*2時間くらいのペースで人とひたすらあっている。




Story I


上海で日本の上場会社の中国進出に際するコンサルティングを自分の会社をつくってしている人。実は、彼とはこのブログを通して知り合った。なので初対面。メールを頂いて、僕なんかに興味を持ってくださって、日本に帰ってくる時期と僕が東京にいる時期が重なったのでお会いできた。彼から感じたことは、「なんでも成し遂げる気合と根性の入ったすばらしい人だな」ということ。本当にたたき上げ。中国でキャリアを積んで、起業。もちろんベンチャーのコンサルティングファームが大企業の案件をとることなど至難に決まっているのだが、その中で自分のミッションは「結果を必ず出すこと」であるとはっきりいい、小さなことからコツコツと成果を積み重ね、結果に拘って、泥臭く地道に働いている話を聞くと、感動さえしてしまった。僕も仕事には成果に拘ってしているつもりだったが、そんなのじゃ全然甘いな。と本当に衝撃を受けた。




自分自身の仕事を考えると、かなりの予算を使わせてもらっているのに、その結果に対してのアカウンタビリティーを当に「胃が痛くなるほど」に感じて、仕事はするべきで、そんな単純なことさえしっかりと徹底できていない自分に憤りさえ感じる。




例えてみるならば、自分が1億の家を買うときに、真剣に悩むくらいに真剣に1億円の投資を仕事においても行うのが当然としてあるべき態度であることを考えさせられた。




彼と話したことでもう1点おもしろかったのは、中国と日本に関する比較。これはベンチャーと大企業というのにも少し似ているなあという話だった。それは僕の日本に対する問題意識とも非常に重なる部分だった。話の始まりは、「僕は日本の若者が、もっと夢をもって目的をもって突っ走る国にしたい。」というところ。「日本はなんかどんよりしているよねえ」という話へと展開されていった。簡潔にまとめると、小さな会社=中国は、システムがないことへのフラストレーションがあって、何でも自分でしなければならないという。対して、大企業=日本はシステムがあることによって、好きなことをスキにうまくできないフラストレーションがあるのではないかという話。日本人や大きな組織になると、人はやっぱり周りを見ながら、足並みをそろえていく。そういう雰囲気が創られ始めていくと、新しい正しいことというのは、なかなか通りにくくなる、もしくは通すのが難しくなる。言い換えれば、通すことに組織としてのモチベーションの用意が追いつかなくなる・人と違うことに関するバリアーが高くなる、のかもしれない。




そんな中で、自分が本当に今の会社で学び取ろうとしているところは、実は、


①会社組織・チームを創造的に破壊し、イノベーションが次々と起こせる組織へと変えていくこと。


②イノベーションが起こるときに、それをどのように浸透させるか(人の知覚を変えていく)術としてのマーケティングを学ぶこと。


③ビジネスの諸事情を理解すること。




だと話をしている中で気づいた。