見えてなかったものがたくさん。 | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

いろいろ女性の友達に電話しまくって話を聞いているわけだが、

本当に自分が色眼鏡で人を観察していたことに気づく。


そして、自分が交流してきた友人というのは、

本当に様々に存在する価値観の中の、

ほんの一部であることもわかる。


そして、今までの人生の中で、

例えばある種類の価値観を拒否し、その価値観をもっている人との接触を

基本的には避けてきたことも明確にわかってくる。


そして、そういう人からは自分も避けられていたのかもしれない。



でも、今マーケターになってしまえば、

本当にいろいろに存在する価値観を拒否したり、否定することは絶対にしてはいけないし、

そのようなものを理解することに努めなければならない。


例えば、きれいごとをいう歌手が自分は嫌いであったとしても、

(自分はミスチルが嫌いだった・・・・)

マーケターはそれがなぜ好かれるのか理解する。


例えば、めちゃめちゃヴィジュアル系のバンドがなぜ好かれ、

なぜゴスロリという謎なファッションがはやるのかを理解する。


ヤマンバファッションを理解する。なんでヤマンバになるのか?

何で真っ白の口紅をするのか?なぜマジックでアイラインをひくのか?


ブリジットジョーンズを前見たときに、明確な嫌悪感を覚えた。

でも、それは自分が受容できていないだけで、

だから自分は「ブリジットは好きなことばっかりいってわがままな女だ」と思うだけだ。


でも、あの映画はめちゃめちゃ女の子に人気。

彼女たちはそんなことは思わない。


それを心から理解する。なんでだろうと彼女たちの気持ちを感じる。


言葉で言えば簡単だが、本当に難しいし、

本当におもしろい仕事だと思う。


自分が肌が合わないと雰囲気で感じてきたであろう人々の心理を

本当にリスペクトしながら、公正かつ客観的に、


しかし彼女の気持ちになったつもりで入り込んで理解する。



もう家には女性の雑誌ばかりだ。


少女マンガを漁るように読もう。

「はちみつとクローバー」「マーガレット」「NANA」・・・・・・・・・


「JJ」「RAY」「NONNO」「OGGI」・・・・・・・・・




僕の価値観を形成してきたものは、本当に何なのだろう・・・・

その価値観で自分が今まで見ようとしなかったものを、見たい。


視野の外に完全に放置していたものを、

視界にいれたい。



自分のことは頭で考えなさい、人のことは心で考えなさい。




やはり、ロジックなどというものは、まず広い視野がなくては無意味であると感じる。

人の心を理解しようとすれば、無限の可能性がある。無数のロジックがある。


それができてから、合理的に切り捨てるようなロジカルシンキングはビジネスでは重要。


しかし、起こっている物事の多方面からの理解、

多様な価値観からの心理が理解できないままロジックを使えば、

それは完全に価値観の押し付け=自分の視野に無理矢理全てをつめこむ歪曲でしかない。



自分の未熟さが身にしみてわかる貴重な体験をしている。



新卒でこれだけ大きな責任のある仕事を与えてもらって、

これだけ自主裁量で決定する機会があって、

これだけ様々な人と仕事をしていくことができる機会がある。


チャンスという意味では、本当にありえないくらいのものを頂いている。



これをどう活用するか、活用できるかは完全に自分の問題。



幸せすぎる環境を、幸せだと素直に感じ続け、

文句ばっかりいってないで、感謝をして、


頑張らなくちゃね。