選択について | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

毎日毎日いろんな選択をしますね。


特に就職や結婚というのは大きな選択。


これをどうやって「選択するか」というのは、すごく大事なことと思います。


現在は、「転職するのが当たり前」になっていて、


2年ごとに、

「コンサル⇒金融⇒メーカー」

などと移り変わる人がいます。


その人が「得たかった目的」は一体なんなのでしょう?


社会的地位・周りからの尊敬・成功という烙印・お金・スキル・成長

かな・・・・・・・


それとも、得たい目的がどんどん変遷するにつれて、

それを追いかけていたら・・・・という事かもしれません。



しかし、僕からすれば、それらは僕も同様に欲するものであることは否めませんが、

「なんだか人生もったいない生き方をしている」と思います。




究極的に成したいことは何なのか?

ということを本気で考え詰めるならば、そんな2年ごとに

「成長」という実態のないものを求めて転職する必要はないと思います。


転職する機会が多い業界に勤めようとするものほど、

「キャリアパス」などという人材業界の方々が「自らの利益になるから」と作った

レールに乗せられていると思います。


そして、彼らのキーワードは「成長したい」です。

「目的」は何か?と聞いても、「成長すること」


う~ん・・・・なんともいえません。


更に、


僕が思うに、

転職をガンガン続けていて、本当に成功しているひとってあんまりいないな

というのが感想です。


ドリームインキュベータの堀社長もインタビューしたとき、同様のことを言っていました。

「最低でも7年は同じ場所に勤めようということが出来ない奴は本当に大したことがない」

と。


伏見工業ラグビー部監督もこういっていました。

「一生こいつと付き合うんだという覚悟と信念から信頼は生まれ、結果はでる。」と。


PGのマーケターは口をそろえてこういいます。

「スキルでやろうとするやつより、本当に商品を愛していて、顧客を愛している人が結果を出す」と。


これは、1つの見方ではありますが、ある1つの本質を突いているとは思います。



本当に人間の能力というのはいろいろありますが、

本質的に必要なものは、


倫理観・強い目的意識・共感力・我慢力


=相手を思う気持ちの強さ


そんなところだと僕は思います。




計数能力・ロジカルシンキング・英語力・金融リテラシー・マーケティング能力


というのは、さきほどの「基礎体力」があってこそ、応用可能になると思います。




「なんらかのビジョンをもつ人」をただただサポートする能力を身に付けたいのであれば、

そういったResonsiveな成長というキーワードに沿っていくのもいいと思いますが。



一度きりの人生何かを成したいという思いがあるのであれば、

その目的をじっと我慢しながら追い求めるという強さ。

が必要と思います。



リーダーシップの本など、いろいろ含めれば百冊くらい読みましたが、

実際に経営をしていないものが書くものはどれも小手先です。


それらは、所詮コンサルタントや経営学者が書いたもの。


一方で、松下幸之助・稲盛和夫・盛田昭夫・(ドラッカー)

などは、そんな小手先のことは言いません。


この違いは明確だと僕は思います。


P.F.ドラッカー, 上田 惇生
ドラッカー 365の金言




最終的に必要なものは「思い」であり「覚悟」だと思います。


「こいつと一生付き合っていくんだ!」という覚悟。

「この目的を絶対に達成するんだ!」という思い。



そのベクトルはもちろんずれることはあります。

しかし、ずれるからといって始めから無意味と諦めるのは早い。


そういう人は柔軟ではあるけれど、それだけです。

何も成さない。



更に、多くの場合、信用を集めないと僕は思います。


だから、堀江さんは信用を集めません。

そして、倫理観の欠如の後、失敗します。


信頼がないものは、長期的には人は買いません。

長期的には人は付いて行きません。


使われて終るのが運命です。



こんな断定調で書くのは、22年しか生きていない若造が何をいうのかといわれるかも知れませんが、

これらは、毎日1冊の読書を通じて、実際にいろいろな社長や経営者と会い、直感で感じたことです。


もちろん、妥当性があるかは分かりませんが、

少し書いてみました。



これを、今いろいろと悩んでいる、

遠くに住む友人・その他多くの友人・後輩・色塾に関わってくれた就職活動生


そして、今いろいろ悩んでいるだろう自分自身に対して贈ります。