今の若い世代はビールを飲まないと言いますが、若くないアラフォーのわたしもビールは苦手。

 

学生時代にゼミの女友達はビールジョッキを何杯もおかわりし、同じくビールが苦手な男子は「会社に入ってから付き合いで飲めるように」と、敢えて苦手に立ち向かっていました。


そんな彼らの横で

「よくそんな苦いものが飲めるなぁ」と感心していたわたくし。

 

社会人になってからも"絶対に飲まないお酒"

それはビールでした。

 

そんなわたしにも一度だけ例外が。それはチェコにて。

 カレル橋付近で飲んだビールがめちゃくちゃフルーティでおいしかった。苦みが全くないのだ。

 

ところで皆さま、ドイツといえばどのようなイメージでしょうか。


わたしは・・・

 

以前OL時代に訪れたミュンヘンにて、朝から中央駅でビール片手に円陣になって語り合うドイツ人女性たちを見て「ドイツはビールの国だ」と感じたことがあります。

 

そこから何年かして、現在その国に住んでいるわけですが、

 

スーパーに行くと驚くこと・・・それはビールの種類と量の多さ。

 

どどーん!!


ケースがやまやま


あれ?こっちもあった


缶はどれにしましょ


缶や瓶、ありとあらゆるビールが集結。


ここみたいに大きなスーパーに行くと、お酒売り場で迷子になれちゃう。


しかもドイツのスーパーって、どんなに小さなお店でもビールコーナーは充実しているように感じる。

そう、ミネラルウォーターよりも絶対に多く品揃えがある!


因みにお値段は幾らくらいかといえば、

 

500mlの缶ビールは安いものであれば1本60セント程度、そこにPfand(容器にかかるデポジット料。スーパーに戻すと返却される)が25セントほど。1ユーロ未満の金額で買えるのだ。


1ユーロ=ドイツ人にとっては100円くらいでビールが買えてしまうイメージなのかな。安いー



さて、ビールが苦手なわたくしですが

そんな自分も一応お酒は好きな方。


「せっかくこの国にいるのだから、飲まねばもったいない!」と、まずは夫の勧めにより"ラドラー"というビールから試すことにしました。

 

ラドラーはレモネードとビールを1:1の分量で合わせて作ったビアカクテル。

 

これが美味しくてね。


レモンのお陰かビールに苦味が少ないのか。

とにかくビターな味がとても良かった。


レモネードじゃなくて、日本でいうCCレモンみたいな炭酸飲料とビールを割ってもいける。


ということで、最初は瓶や缶を買っていたけれども、そのうち自分で割って作るようになりました。


日本にもあったのねー

こちらに来てからその存在を知りました


 

 

そこからはサッカーの観戦に行ったときにビールを飲んだり、お店に行ったときに注文したり。


徐々に普通のビールも飲めるように。

 

でもね、気のせいか日本のビールより苦みが少ない気がするの。

あの舌に残るような苦味がないというか、何とも料理に合う味なのよね。


この歳になると、食の好みが確立しているぶん「苦手だから」と好きではないものをシャットアウトしてしまいがちだけど、もし「苦いのは嫌」と試さなかったら、今もまだ当地滞在の楽しみの一つであろうビールの美味しさを知らなかったでしょう。


今は一歩踏み出したことで、夜の晩酌には相変わらずワインだけど、一応外出先ではビールも飲めるようになったウインク


凝り固まった嗜好に、久しぶりに新しい風が!


なーんて偉そうに苦手克服を綴りましたが、
日本に戻ったら「苦い」と言って、ビールを好き好んで飲むことはないでしょう。


こちらにいる間限定になりそうですが、ヨーロッパ産の飲みやすい味を引き続き楽しんでみたいと思います。


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