イメージ 1

季節の花として、山で見られるもの、湿原で見られるものなどを紹介してきましたが、とても身近な花を紹介(誰でも知っていますが)しましょう。

普通に見られる、ノアザミ(野薊)です。

田んぼの畦を歩いていても、舗装道路を車で走っていても、山に登っても、多い少ないはあるにしろどこでも普通に見られる自然の花です。花に詳しくない人でもアザミの名を知らない人は少ないでしょう。

アザミの仲間(アザミ属)は種類が多く、日本には60種、北半球に約250種もあるそうです。
緑の草むら中に鮮やかな赤い花をつけるので良く目立ち、葉っぱはトゲトゲで、花のない時期でもよく分かります。花期は長く、春から夏にかけて長く楽しむことが出来ます。

鮮やかで存在感はあるのですが、あまりに普通すぎて、構えて写真を撮ろうとは思われない花かもしれませんね。でも、咲き始めの頃の色は何ともいえない美しさがあると思います。

さて、いざ写真を撮ろうとこの花にレンズを向けると、意外と写真が撮り難いのに気付きます。
アザミの仲間は頭花といって茎の先(頭)に花をつけるので、花を大きく撮ろうと思うと、いわゆる「日の丸写真」になって、しまりのない構図になりやすいのです。
アップし過ぎず、引いて全体像を背景を考えながら撮るか、思いっきりクローズアップにするか、貼付の写真のように、前ボケなどをいれて画面に変化を与えると良いと思います。

ちなみにこのアザミは、今使っている一眼レフの試し撮りに出掛けた時に撮影したものです。