私がまだ、専門学校を卒業して治療院に勤め始めたばかりの頃のこと。
訪問マッサージの仕事の中で、歩行訓練もしていました。
そのときに、まだ慣れない私は、必死になって患者さんの麻痺側の肘と脇を支えて歩いていました。
なんて歩きにくいんだろう。
訓練が終わると、汗だくで、疲労感がひどい……
私がこんなだから、患者さんはもちろん力が入っちゃって歩きにくそうで。
患者さんも、自分の歩きに納得がいかない。
このままじゃいけないわ。
それから、自分の体の使い方を研究するようになりました。
私は本当に恵まれているなあと思うのですが、
「私を使って勉強してくださいな(^^)」
と、その患者さんは言ってくれたのです![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
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もう〜本当に有難いです![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
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さて。
そもそも、歩行訓練をしている時点で、患者さんは自力で立っていられる。
それじゃあ、自力でどのくらい歩けるんだ?
まずはそれを知りたいな。
というわけで、万が一に備えて麻痺側に立って手は添えるけれど、私は支えない。
を、やってみました。
そうしたら、やっと見えてきたんですよね〜。
患者さんの現状が^ ^
私が肩の力を抜くと、患者さんもリラックスして以前よりもずっと効率よく歩けるようになりました。
危うく私が患者さんの可能性を潰してしまうところでした![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
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最近、子供がアパートの階段を自分で降りるようになったので、手をつないで昇り降りしています。
抱っこから、自分で昇り降りするようになった頃、危ないので手をしっかりと握って、少し上に持ち上げていました。
そんなとき、ハッ!!(・Д・)としたんです。
バランスを崩した時のために手はつなぐけど、持ち上げない。
添えるだけ。
そうだった、そうだった。
信頼して、任せて、見守る。
お年寄りや子どもと手をつなぐときも、
人と関わっていくときも、
同じだね。
力ずくで体を動かしたり、
力ずくで相手をコントロールしようとすると、
同じだけの力で抵抗するから歪み・痛みが生じるような気がしています。
体の使い方は、人生そのもの^ ^
体を丁寧に動かしていますか?