☆この地球(ほし)は誰のもの?☆
はるか極北の氷の上で、
母グマが大気のにおいをかぐ。
特に変わった様子はない。
危険は感じられない。
でも、何かがおかしい。
彼女の足元で、
氷がゆるみ始めている。
シベリアの森を、
アムールヒョウの親子がさ迷う。
森が減り、
いのししも鹿も減ったことに気づいてはいても、
仲間が40頭ほどしか残っていないことを彼らは知らない。
熱帯の高い梢の上で、
オランウータンが遠くを見つめている。
昨日まであったはずの森は、
どこへ消えたのだろう。
運び去られる沢山の木々と、
焼けた大地が、
かれの瞳に映る。
乾いた砂の中を象達が行く。
かつて、群はもっと大きく、
いつも連なって続いていた。
サバンナのどこかで、
今も密猟の銃声が響く。
生き物達が、問いかける声が聞こえる。
この森は誰のもの?
この海は、山は、大気は、誰のもの?
野生の生き物は、
人間の為に存在しているの?
今こそ、出来る限りのことをしよう。
この地球を、無数の生命と分かち合っていけるように。
輝く野生の生命と、共に生きていけるように。
☆私は、WWFの会員です。
WWFは、世界最大の民間自然保護団体です。動物の保護や
地球温暖化を防止する活動を世界各国と進めています。
☆どなたにでも気軽に参加出来る “環境保全活動”にあなたも参加されませんか?
hP www.wwf.or.jp
母グマが大気のにおいをかぐ。
特に変わった様子はない。
危険は感じられない。
でも、何かがおかしい。
彼女の足元で、
氷がゆるみ始めている。
シベリアの森を、
アムールヒョウの親子がさ迷う。
森が減り、
いのししも鹿も減ったことに気づいてはいても、
仲間が40頭ほどしか残っていないことを彼らは知らない。
熱帯の高い梢の上で、
オランウータンが遠くを見つめている。
昨日まであったはずの森は、
どこへ消えたのだろう。
運び去られる沢山の木々と、
焼けた大地が、
かれの瞳に映る。
乾いた砂の中を象達が行く。
かつて、群はもっと大きく、
いつも連なって続いていた。
サバンナのどこかで、
今も密猟の銃声が響く。
生き物達が、問いかける声が聞こえる。
この森は誰のもの?
この海は、山は、大気は、誰のもの?
野生の生き物は、
人間の為に存在しているの?
今こそ、出来る限りのことをしよう。
この地球を、無数の生命と分かち合っていけるように。
輝く野生の生命と、共に生きていけるように。
☆私は、WWFの会員です。
WWFは、世界最大の民間自然保護団体です。動物の保護や
地球温暖化を防止する活動を世界各国と進めています。
☆どなたにでも気軽に参加出来る “環境保全活動”にあなたも参加されませんか?
hP www.wwf.or.jp
【生きる 谷川俊太郎】
【生きる】
生きているということ
いま 生きているということ
それは のどがかわくということ
木もれ陽が まぶしいということ
ふっと或るメロディを 思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま 生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま 生きていること
いま 遠くで犬が 吠えるということ
いま 地球が
回っているということ
いま どこかで
産声があがるということ
いま どこかで
兵士が傷つくということ
いま ブランコが
ゆれているということ
いま いまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま 生きているということ
鳥は はばたくということ
海は とどろくということ
かたつむりは はうということ
人は 愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
生きているということ
いま 生きているということ
それは のどがかわくということ
木もれ陽が まぶしいということ
ふっと或るメロディを 思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま 生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま 生きていること
いま 遠くで犬が 吠えるということ
いま 地球が
回っているということ
いま どこかで
産声があがるということ
いま どこかで
兵士が傷つくということ
いま ブランコが
ゆれているということ
いま いまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま 生きているということ
鳥は はばたくということ
海は とどろくということ
かたつむりは はうということ
人は 愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

