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Headfirst slide into the all entertainment of this world

~この世の全てのエンターテイメントへ飛び込む~


場所は京都文化博物館


開催を知ったときはやべえ超行きたいと思いを馳せた文化展ですよ
僕が考古学や古生物学に興味を持ったのは間違い無くたかしよいち・吉川豊、両先生からなる (まんが世界ふしぎ物語)や(まんが化石動物記)があったからでしょう
いやあ、僕はこれを読んでみて考古学・古生物学に興味を持たない少年少女が居るとは思えないなあ
というくらい良い本でした
今思えばアバンティブックセンターで漫画だからとかで忌避せずあっさりと購入を許してくれた母の理解に深さに感謝だ
肝心のインカ帝国展は一言で言えば盛況 最終日前と差し引いても人出は多い。
定年後の老夫婦の余暇、カップルのデートコースなんかじゃなくしっかりと興味を持って訪れた人が多い印象を受けました
興味深いのはたかしよいち・吉川豊先生の著作インカ帝国のひみつ (まんが世界ふしぎ物語)などの内容と大きく更新がされてない点
やはり謎が多く調査は進まないんだろうなあと思いました
もちろん知っているものにとっては注釈を入れたいと思った点もあります。
マヤ文明は天文学に驚異的な理解があったけどインカ文明は医療系に卓抜した功績を遺したんだよとかね
ともかく素晴らしい展示会でした。
もっと多くの特設展へ行ってみたいと思いました
花田陵さん・デビルズライン 大変注目に値する作品。 コマ割り、表情がいい。売れ筋がハリウッド映画ならこれは英国映画的な空気感。
とこんな感じのことを呟いた

映画に例えたのはやっぱり漫画ぽっくないから、いや漫画なんだけど、劇画チックとでも言えばいいか
場面場面の切り替えとか会話も口語的
この手の口語的な会話はひぐちアサさんや雁須磨子さんを思い出す(もっと他にもいらっしゃるだろうが)

そんなまだ連載3回目にしかなってないデビルズラインのイメージソングを考えてみた


・Anberlin(アンバーリン)/The feel good drag


「ややメタリックで、どこか冷たさを感じさせるメランコリックなギターサウンド」に、クリスチャンの柔らかい高音ヴォーカルが化学反応的に融合。全体的には、冬を連想させる「寂しさ」や「侘しさ」といったものを感じさせる楽曲が多い。wikiより

Was this over before
Before it ever began
Your kiss
Your calls
Your crutch
Like the devils got your hand
This was over before
Before it ever began
Your lips
Your lies
Your lust
Like the devils in your hands
この歌詞の「悪魔が君の手を掴んでるみたいだ」だけでもデビルズラインを連想できた

Longpigs/On and on



90年代のUKバンド
バンド名の意味は直訳で細長い豚。人喰い人種からみた人間という隠喩だそうだ
フロントマンのクリスピン・ハントが若干安斎ぽくもある

Massive attack/wire

暗い感じがあってると思ってる、でも少しえっちい歌詞
これもUKのアーティストの曲

どうやっても洋楽ばっかりになってしまうのはこれはもう業としか言いようが無い
申し訳ない
UKが多いのはデビルズラインの雰囲気と無関係でもないと思う

「足りないのは才能だけというならこんなに苦労することはなかったのよ」

そう、
まったくもって完璧『absolutely perfect』な人生も人間もいない
なのに僕の自我がそれを許さず故に妥協と懊悩を繰り返す
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I went to MCS live at umeda club quattro・・
おっと、僕のプアなイングリッシュを駆使したせいでこんな書き出しに!(ルー大柴みたいだ笑)

午後に梅田に着いて最初に行ったのは企業健診のためのスカイビル
ハコとは正反対の方角なんだけどな‥
終わってまずはジュンク堂書店を先に下見
新潮クレスト・ブックスのロスト・シティ・レディオか‥φ(..)メモメモ‥
やっぱりパヴィチの『帝都最後の恋』は面白そうメモメモ. φ(・ω・ )
フェルナンド・バジェホかセサル・アイラか‥悩むなあ 。。。φ(゚д゚)
岡崎琢磨の『タレーランの事件簿』早く買わないとなあ、帯変わっちゃった
この段階で買わなかったのは荷物になるのが嫌だったから
(結局ライヴ後にボフミル・フラバル『厳重に監視された列車』を買いました)


そしてライブハウスへ
開演まで待ってる間Rufio / White Lightsがかかってた
その次にかかってたのがSemosnic/closing timeで超驚く!
おまけにツアースタッフがサウンドチェックにこの曲に合わせてた
semisonicはMCSと同じミネソタ州ミネアポリス出身のバンド
Voのダン・ウィルソンが家庭の事情で脱退?してから活動停止状態。待ってるんだけどなあ
Fountains of wayneのアダム・シュレシンジャーとなんかやってるみたいだが‥

そうこうしてるうちにライブ始まる
詳しいレポは他に任せるとして
セトリ順よく覚えてないがLast nightやってくれたのは嬉しかった
新しいアルバムからは控えめな選曲でThe Worst Is Yet To Comeが無かったんだよねえ、残念
Justinの怪しい日本語あり(僕の英語より語彙が少なそうだ)
Tonyは髪と髭が伸びるとフー・ファイターズのDavid Grohlみてえだetc

ライブの客入りはそんなになんだけどここに居るのは本当にMCSが好きな人達なんだなあと実感
ライブ終了後Justinがロビーにやって来て即席サイン会AND写真撮影会
これがすげー長かった、いいのかJustinよ
おまけに他のメンバーも来たから交流会みたいになってみんな大満足

僕はというとまさかのDr.Tony Thaxtonのスティックをゲットです
投げられた瞬間あっ届く、と思ったらもう手にとってた
ジャンプ一番て言う程でもない高さだっからセンタリングに合わせるように
はたまたアリウープのようにキャッチしてしまった
(゜д゜;三;゜д゜)いいの?大人気なくない?可愛い子が下さいって言ったら譲っちゃうよとドギマギ・・
結局僕のものに‥まあ意外と年齢層高めのオーディエンスだったし遠慮はいらないかと自分で納得
そして即席サイン会でスティックにJustinのサインだけでも貰えればいいやと思ってたけど途中からなんか調子に乗って頑張りだして最終的にJustin、Tony、Matthewの三人からサインを貰いました
JesseとJoshuaは機会を逃したのでコンプリート出来ませんでしたけど
いやあ~こういうこともあるんですね

ますますこのバンドが好きになるいいライブでした。
MCSメンバーとライブ参戦した方お疲れ様!!

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森崎書店の日々を観させてもらいました
といってもDVDなので遅きに失した感がありますが

おまけにこの映画全く知りませんでした。一介の読書人としては痛恨事

あらすじ
失恋の痛手から会社を辞め、ひたすら眠って毎日をやり過ごしていた貴子(菊池亜希子)は、神保町で古書専門の森崎書店を経営する叔父のサトル(内藤剛志)に誘われ、
小さな書店の2階で暮らし始める。ふさぎ込みがちな自分を何くれとなく気遣い励ましてくれるサトルやユニークな常連客、近所の喫茶店で働くトモコ(田中麗奈)らと触れ合ううちに、生まれて初めて貴子は本の世界に引き込まれてゆく。そして、最低最悪の失恋に決着をつける時がやってくる。


この映画における貴子の恋愛的なものは重要じゃないという解釈が古本好き、読書人には出来るんじゃないでしょうか
それすら長い人生の数ページ、一つの章だと。
もちろん苦しく辛いページを繰る手が動かない日々です。
でも神田神保町の古本とそれに関わる人々が動かした再生への時間を描いた映画だと僕は思ってます


僕的なハイライトはとにかく野呂邦暢の作品がさり気なくアピールされてることでしょうか
『愛についてのデッサン』みすず書房版を持ってますし作品に出てる「小さな街にて」を僕はひょんなことから手に入れました
そして山王書房の店主関口良雄氏の『昔日の客』が写っています
『昔日の客』はまだ入手してないのですが・・
でも古書好きを瞠目させる硬派なセレクトには好感が持てます

本を読み過ぎるとたまには映像の世界にも浸りたくなります
野呂邦暢も美術、映画好きでした。(主人公の貴子も美術系でしたね)
この映画は読書人の息抜きにもってこいではないでしょうか