適性検査 | キワ者便り

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マンガ家 入江喜和のブログです。

間が空いてしまいました

 

「ゆりあ先生」が佳境で〆切りのたびすり減っており、他のことが出来なかったりしてイカンよね

ここから先 大変だなあ

 

さて教習所話の続き

 

1月に入校したものの、思わぬ混雑ぶりで3月から通うことになったおばさん

その日まで教本を読んだり街行く車を眺めたり、わりとワクワク過ごしておりました

そうしてようやく

来るべき初日がやってきた

その日は4時間に渡る長丁場

 

当時のメモを見ると

 

1時限目  学科教習①

2時限目  適性検査

3時限目  学科教習③

4時限目  MT模擬

 

とある

 

学科(教室で受ける授業)は、①と適性検査だけは最初に受けなくてはならず、この2つをクリアーしてしまえば、技能教習を受けられるし、その後の学科の受講順序は自由で良いとのことだった

 

それでまあこの日は、とりあえず①の学科は

ドライバーの心得 的な内容で襟を正し

③の授業は問題ないとして

 

2時限目の適性検査とは?

 

ゴーカートでも運転させられて、アンタ運転むいてないです

などと

面と向かって言われるのかいなあ?と思ってたら

この日は何やら

たくさん図形が出てきて同じの選んでね、みたいな

特別な試験勉強などはいらない知能テスト?みたいなカンでやるヤツをやらされただけだった

 

簡単でいいなあなどと軽く考えてたら後日

 

オマエ運転やめた方がいいわ、バーカバーカ

 

レベルの診断結果が出てきて

今見ても一つも良い所がなくて、ふつうに落ち込む

A~Eの5段階評価でAは1個もナシ

かろうじてEもないけど

たまにBでだいたいがCとDばっか

とくに

柔軟性

決断力

などがDで、そこがシャクにさわった

確かに二十代ぐらいの自分は決断力も柔軟性もなかったと思う

わがままですぐポキンと折れてしまう若者だったが

そこから30数年

様々な辛酸も舐め、だいぶ決断力も柔軟性も出てきたように自分では思っていたのだ

だからこそ、今なら車の運転をしても大丈夫なんじゃないかと思ったのだが

それを

コンピューターごときに

 

「いいや、人間早々変わるもんやおまへんで」

 

と薄ら笑いを浮かべられたような気がする

オマエに私の何がわかるというのだ

 

などと静かに怒っていたが

実はコンピューターの言う通りだったことが後にわかる

怖い怖い

 

そして4時限目のMT模擬とは

ゲームセンターにあるような(いや、行ったことないからイメージね)

マニュアル車の運転席にそっくりな機械の席に座り、画面に従って、乗り方の手順やペダルの踏み方、ハンドルの回し方などの練習をする

 

これも当時のメモを見ると

 

「予習してきていたので、わりと出来た気になる」

 

と書いてある

怖い怖い

 

まあこの次の初教習で全てに裏切られる、みなさまの予想通りの展開にあうおばさんなんだけどさ

 

50年以上生きててもまだまだ自分がわからなくて

 

楽しいね、人生