こころと身体を癒す
丘の上のレイキサロン『月のあかり』
〜 横浜市 保土ケ谷 〜
レイキセラピスト 天原かおるです
いつもご訪問くださる方···
ご覧いただきありがとうございます
大学時代、文学部日本文学科で中世文学の
「御伽草子(おとぎぞうし)」について
研究していました
この「御伽草子」は、あの有名な鶴の恩返し、
一寸法師、酒呑童子、富士の人穴など···
短編物語がたくさん入っている作品です。
(異類婚姻譚、継子譚、異国・異郷譚など···)
その中でも、異郷譚の浦島太郎を中心に、
「御伽草子」に出てくるありとあらゆる
『禁忌』について研究をしていました
※異郷の者は、なぜ人に「○○してはいけない」と
禁忌を課すのか、なぜ人はそれを守れないのか···
をテーマに。
私が異郷に足を踏み入れたかも···(?)
しれない体験談はこちら↓
私達が、子どもの頃に読んだ絵本の
内容とは少々異なり、
この「御伽草子」の浦島太郎は龍宮城にある、
四方四季の庭が見られる部屋に通されます
そして、浦島太郎が、
東西南北の4つの障子を順に開けると、
四季の庭が目に入ってきたと書かれています。
東の障子を開けると春の庭
南の障子を開けると夏の庭
西の障子を開けると秋の庭
そして···
北の障子を開けると冬の庭
一度に四季が見られるという、
なんとも不思議な部屋
現実世界とは時間の流れ方が異なるため、
異郷にはそのような空間が存在するのです
彼は、そこで長い間過ごしてしまい、
あとは玉手箱を開けてしまう···
という結末は有名ですね
そう、狭いアパートに住んでいた新婚の頃、
将来、一戸建てに住めたら、浦島太郎が見た、
そんなお庭を作るのが夢でした
結婚して5年後にその夢は叶いました。
小さなお庭だけれど···
春は桜が咲き、
初夏になるとクチナシが優しく香り、
夏は鮮やかなカノコユリが開き、
秋が訪れると金木犀が庭の土を金色に染め、
冬になるとかわいらしい水仙が北風に揺れる。
···そんなお庭。
一度に四季を見るのは難しいけれど、
あの浦島太郎が見たお庭をヒントに、私は、
四季の花々が常に咲くお庭にしたのです
少し季節がずれ込んだりすると、
ウグイスと蝉と秋の虫の声が、
一度に聞ける時期もあったりするので、
そうなると「あっ!浦島太郎状態!」と、
1人テンションが上がります(笑)
時間が出来たら、
冬と春を繋ぐ沈丁花を植えたいなと
思っています
【どっちが本物の富士山?】