フカセを考えて見た② | 1091の道(ブログ版)

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       釣りや釣りや釣り・・・他。

やはり続きます(笑)

 

前回は「何で撒き餌か」的な話から

自分なりのその意味や目的を書きました。

今回は具体的に現場目線的な感じで・・・

 

そーなると画が要りますね(大笑)

はい、カリカリと書きましたよー(笑)

 

 

何か理想的なポイントですね(笑)

解説すると

 

釣り座(赤○)の足元の水深が5mから掛け下がって水深8m。

その8mラインに沈みブロックやシモリが有ります。

 

潮流①の場合は当て潮のケースで

普通に沈みブロックとシモリの水路を釣る格好ですね。

また各障害物の両サイドを釣るのもヨシ。

 

潮流②は右から左に潮が流れてるので

掛け下がり底(8mライン)で各障害物の前面を流して釣る感じです。

特殊なケース以外は各障害物の沖を釣る事は無いでしょう(笑)

 

しかし問題が有ります。

釣り座からはこの障害物の詳細は勿論、目視する事も出来ません。

しかも底潮はハッキリと分かりません。

なので釣ってる感触からの【予測】に頼る事になりますね。

 

 

その感触とはウキの流れ方や仕掛け回収時の重みなど

視覚と感覚と経験をフルに活用せんと目処すら立ちません。

それでも「間違いない」って言い切れる状況は殆ど無いでしょう。

 

それでエエんです(笑)

だから【予測】なんです。

予測から違う情報を入手出来れば修正すればエエだけの事。

何も「一投毎に釣ろう」と思わなければ遠回りしても問題は無い(^-^)

 

 

画に話を戻せば・・・

 

 

潮流①の当て潮のケースは撒き餌も仕掛けも手前に戻って来る。

ややもすればヒットゾーンは竿下以内になる事も考えられる。

 

この場合掛け下がりを「舐める様に」いわゆる「アップヒル」

ウキが仕掛けを引っ張る格好で流すので釣り易いと言えば釣り易い。

 

しかしフカセでは「刺し餌先行」と言う変な原則も有ったりする。

「ウキに引っ張られる餌は喰いが悪い」と言うヤツだ。

これはウキに引っ張られる(表層の潮)事で、海中の潮流(中層の潮)と一致しないと言う事。

 

コレを私なりに紐解くと

 

 

ウキが刺し餌を引っ張ってる状態から

ウキを止めるなりブレーキを掛けるなりするとになりやがての形になる。

その区間(赤線)の刺し餌の動きは針やハリスの抵抗は有るものの

本来の潮の流れる速度に近しい状態にある。

 

つまりその区間は捕食者にとって違和感の少ない状態との想像から

結果として刺し餌先行が喰うと言われる所以では無かろうか?

 

しかし刺し餌先行と言えど潮の流れに逆らうような「無理のある先行」は

その限りでは無いでしょうし、先行が絶対的なモノでは無いですね。

 

しかも潮流①の当て潮でウキを止めたり張りを作るのは困難。

そこで風を利用したりするんですが中々思う様に行かない。

で、ウキ任せに引っ張らせたら普通に当たったりする(笑)

 

何故か?

それは先の話の【予測】に過ぎないから。

底の潮が当て潮とは限らない。

 

まして刺し餌を喰うか否かは魚が決める事

何時も言う様に釣り人に決定権は一切無い事から

「こう!」と決めつけて掛かるより、ゆっくり考えた上で色んな手法を試すべきと思う。

ただし、手当たり次第に試すのはどうかと思いますが(^-^;)

 

強いて言えば「刺し餌先行が喰いがイイ」と言うヒトは

「先行させる釣り」を有利に扱える人で、

中には「刺し餌後行」が得意なヒトも居られるでしょう。

 

 

潮流②も同様の考え方で

自分がやり易い方法が一番かと。

「やり易い=自信が持てる・精度が上がる」な図式ですね(゚∀゚)

 

時にはストイックに難題を克服するガッツも必要だがやはり

同時に柔軟さも必要ですね(^-^)

 

 

 

私はフカセ釣りに撒き餌をプラスした釣りと捉えてるので

流し方より撒き餌の仕方の方を重要視してます。

 

実際どこに打てば自分が思うポイントに魚を誘導出来るのか?

仕掛けを入れた潮上に打てばそれでエエんか?

もしかしたら打った撒き餌が明後日の方向に流れてるかも知れない?

 

なにせ見えない10mの底の話。

その見えない世界に仕掛けと撒き餌を合わすとか。

浅いタナを釣るならまだしも底を釣るのに『同調』とかどうよ(笑)

まして「撒き餌が滞る」ならまだしも「撒き餌が溜まる」とかイメージすら湧かん(笑)

 

そこで私が現在行き着いた考え方は

 

「常に釣ろうと思わない」

 

と言う無欲とも取れる発想です(笑)

 

「どう言う事やねん?」

 

撒き餌撒いて仕掛け流して当たりが無い。

そこで撒き餌や仕掛けの投点を少し変えて見る。

それでも当たらんので仕掛けを少し物理的に変えて見る。

 

っと言った一連の組み立ての中で

一投毎に何杯も撒き餌打ってたら海中でどうなる?

ソコソコの量の撒き餌がアチコチに散らばってると思いませんか?

 

これは「その一投で釣ろう」と思うから

何杯も撒き餌を打つんじゃないでしょうか?

さらに「撒き餌と刺し餌の同調」と言った言葉がそうさせるのか?

確かに量を撒けば同調はしやすいが・・・目的がズレてる感がある。

 

結果としてあちこちに撒き餌が散らばり、誘導して集めるはずの撒き餌が

逆効果になってしまってる可能性も充分にある。

 

魚種によっては「目線より下の撒き餌は追わない」とされてる場合も有るが

チヌに限っては目線より下のエサは普通に拾い喰いする。

 

なので私は最小限の撒き餌で様子を見ながら展開する事に注力してます。

ポイントの底の潮がどんな状態か分からん中で撒き餌をポイントに

 

【少ない状態】から【多くする事は可能】ですが

【多い状態】から【少ない状態にする】事は簡単に出来ない。

 

出来るとしたら時間をかなり空ける事位でしょうか。

撒いてしまった以上「無かった事にする」は出来ないんです。

 

 

では「少ない撒き餌で釣れるんか?」

ってなるかもですが、逆に「量が多かったら釣れるんか?」と聞きたい(笑)

私が撒き餌を少なくする理由は他にコストも有りますが

重要な意味が有りまして・・・でも今回は・・・(゚ d ゜)シーっ(笑)

 

ちなみに掛けて浮いて来たチヌが撒き餌を吐き出す事は3割以上。

少量でもソレナリに効いてると考えられますね(^-^)

 

ここで前話の【撒き餌ありき】では無いって話になります。

撒き餌に仕掛けを合わせる必要性の部分で

多く撒けば確かに合わせやすいが、「撒き餌に合わせる事が目的では無い」

とリンクするんです(^-^)

 

例えば先の画のポイント

 

 

この潮が1時間後に左から右に流れが変わったとしたら・・・。

さらに数10分後にまた流れが変わったら・・・?

 

実際よくあるケースですね。

毎回仕掛けを入れる毎に何杯も打ってた撒き餌は何処へ?

その効果は良い方に?悪い方に?

 

良い方に傾けばエエですが、悪い方に傾いたら

しばらくポイントを休めるなどしないとダメかも知れない。

 

私はずっと竿を出してたいクチなので休める選択はほぼ無い(笑)

ならば撒き餌は少ない方が被害は最小限じゃんって(笑)

 

 

要は「撒き餌を少なく」では無く「必要に応じて」って事で判断力の向上】

どの釣りでも心掛けてます(^-^)

判断が常に正しければ如何なるテクニックより無敵じゃね(笑)

 

風向きや沖の潮見たり、干満の時間を考えながら「そろそろ潮変わるか」とか

【予測】を立てて組み立てたら釣りも変わるかもよって話です(^-^)

 

潮が速いポイントなら遅くなった時に集中砲火するとか

逆に遅い潮の時は多めに打って置いてポイントを確立させて

潮が早まる時に備えておくとか。

 

漠然と仕掛け入れてウキに撒き餌を被せるより

釣りを組み立てて考えると少し釣りが変わると思います。

それは「より釣果」では無く

 

【楽しみ方の選択肢を増やす】

 

事に繋がると思います(^-^)

なので時間内に結果を出さなアカン

大会や競技には当てはまらないと思います。

 

ちなみに近年主流?の遠投+全誘導はしません。

何か撒き餌アリの前打ちみたいやから(笑)

棒ウキが刺さるのが楽しみなんです(゚∀゚ )

 

テクニックや知識には何の貢献も無い記事ですが

考え方の一つとして見て貰えたらと思います(^-^)

 

・・・やっぱり複雑に長くなった(笑)

 

 

* 追記 *

 

寒波来襲の1/24の淀川沖水温。

やはり午後から中層の潮が一気に2℃近く下がりました(-"-)

 

 

今週末はどうなる事やらι(´Д`υ)