イガイの飼育(まとめ) | 1091の道(ブログ版)

1091の道(ブログ版)

       釣りや釣りや釣り・・・他。

またしてもイガイネタなんですが、記事がアチコチに散らばってて

私自身も読み返し難いのでまとめて見ました(^-^;)

そう言や【自作オキアミ刺し餌】も記事が散らばっててまとめた記憶が(笑)

 

 

先ずイガイを飼う背景に【飼うヒトが増えた】と言う異常な現象が(笑)

昔、私が「飼ってる」って言うたら「へー、そーなん。」とややアフォ扱いでした(笑)

そう思うとアフォが増えた訳ですね(大笑)

ま、それ以上にイガイの着く量や期間が減った事が一番の要因でしょうね。

 

さて、先ずは採取から。

これは各自で調べたり考えたりして頑張って獲るしかない。

そんなイガイを簡単に捨てたり死滅させるのは惜しいですね。

 

 

そこで飼育(保存)なんですが、獲ったイガイはとにかく洗浄。

小さめの房を手もみして海水で何度も何度も洗います。

揉み荒いしただけで殻はかなりキレイになります。

 

 

この状態から選別します。

私はエエ加減な選別はしません!

 

そして選別しながら足糸を【ハサミで】切断します。

引き千切ると身を痛めます!

ヒトで言えば髪の毛を鷲掴みして

引き千切られたら(-"-)(-"-)ってなりますよね(笑)

 

こうした選別は徹底的にやります(笑)

 

 

ここまでまとめると

 

・イガイを取る。

・ひたすら揉み洗い。

・選別し、ハサミで足糸を切る。

 

そしてバラけたイガイをまた更に揉み洗い。

何でかと言うと足糸に付いた泥や不要なモノを持ち帰らない為です。

よく「ヒゲ(足糸)が真っ黒」って有りますね。でもしつこく洗浄したら元の褐色に戻るんです。

それだけ汚れてるって事で、それを水槽に入れたく無いですよね。

 

 

これでやっと持ち帰れるイガイに辿り着きました。

採取は10分、選別・洗浄は1時間~って所です(笑)

 

これらを水槽などに入れる前に・・・

チョッと話が前後しますが、

水槽でもバケツでも基本的に【ろ過装置】は必須と考えて下さい。

イガイは代謝が早く直ぐ水が痛みます。

その水をまた吸う訳ですから寿命は勿論、身の質なども大きく変わります。

 

 

低水温に保ったり小まめに海水を変えるなどすれば

ホンの数日間ならエアーだけでも何とかなる事も有りますが

数週間単位で考えるならろ過装置一択です。

 

私は安価な外掛けフィルターを愛用してます。

ホムセンなどで1.500円程です。

 

 

このフィルターを事前に用意し、

所謂「水槽の立ち上げ」をやって置きます。

「水槽の立ち上げ」に付いては書き出すと長すぎるので

それぞれ検索して頑張って下さい。

 

 

そしてやっと採取したイガイを水槽に移します。

・・・が、その前にもうチョッと(笑)

 

水槽の内部に台を入れて、その上にザルを乗せます。

その台とは、私は100均でキッチン用の洗剤置き的なモノを使ってます。

要はイガイが底に着かない様に【上げ底】に出来れば何でもおk。

 

 

なぜ底やとアカンのか?

それは老廃物やゴミなどが底に沈殿しソレが元でイガイが弱るからです。

そしてザル(小)はイガイのサイズなど分別・小分けする為に使います。

 

 

 

今度こそホンマにイガイを水槽に移します。

移して直ぐは横たえてますが、

エエ個体・エエ海水の条件下なら一晩でお互いくっ付き合い

ツバを上にして起き上がります。

 

この状態になれば一安心(゚∀゚)

あとは水温と塩分濃度の管理です。

 

これは季節によって色々条件が違いますが

真夏で酷暑の今は水温は高くても28℃までに留めたい所です。

イガイは29℃で死滅しだすのでそれ以下は絶対条件です。

 

私は冷却ファンを回して凌いでます。

 

 

ファンを回す事で3~5℃下げれます。

お手軽でお勧めです♪

 

 

但し気化熱冷却で海水は蒸発するので毎日真水(又は水潮)を注ぎ足します。

この時塩分濃度計は必要です。

チョッと強気な値段ですが仕方ない。

 

 

飼ってて一番良さげな塩分濃度は

 

 

26~28PSUですかね。

これで概ね完了です(^-^)

 

 

「エサは?」

「水替えの頻度は?」

「フィルター直ぐ汚れ詰まる」

 

これらまとめて・・・

 

エサはプランクトン(しかも植物性)なので市販は有りません。

なので釣りに行った際、海水を3Lほどお持ち帰りし、

その海水3L分を「エサやり」も兼ねて入れ替えます。

海水採取も多少のノウハウが有りますが

可能な限り下層の海水、出来なければ船波で混ぜられた時などの

タイミングのテクです(笑)

間違っても水潮(18PSU以下)はNGです。

 

 

良い海水を入れると当然老廃物などが出てフィルターが

目詰まりしがちですが基本的に【スルー】です。

フィルターを変える事は、フィルターに付着して不要物を分解している

バクテリアを無くす事になり逆効果になります。

私はもうかれこれ何か月も変えてません(それもどうかw)

 

 

過去記事です。ご参考に♪

 

 

 

・・・っとまぁこんな感じで

アクアリウムの世界に近しいんですが

あくまでエサとして飼う(保存)するので

出来るだけ簡単に長く飼うのが目的。

 

ですが、より良い環境・条件を整えようと思うとやはりそれなりの投資や

知識、苦労は避けられません。

その辺を「どの程度」で折り合いを付けるかですね。

 

私は飼う手間より

 

「釣り行く前に取りに行って無かった」

「取るんに時間掛かった」

「ランガンしまくった」

 

とかの方がイヤなので飼ってます。

 

最初は知識も何も無く沢山失敗してエライ目に遭いながら10数年(笑)

けど今はどうにかなってます(^-^)

 

興味ある方の参考になれば幸いです。