サロマ湖ウルトラマラソンにはうれしいひとつの仕掛けがあります。
受付時にゴールする自分に当ててメッセージを送るんです。そうしたらスタッフの方がゴール前に読んでくださる仕組み。
昨年、そういったことがあることをリタイアして寂しく他のランナーさんのゴールを眺めてて気づきました。
今年はそれを絶対しようということでいろいろ往きの飛行機の中で考えてたんです。
(あんまり長すぎても前のランナーさんと詰まってたら読み切ってもらえへんしな・・・出来るだけ短めにそして想いを込めて・・・)
何回も下書きしてまとめたのがコレです。
「昨年、流した悔し涙を引き取りにきました。故障して精神的にも苦しかった時にも励まし応援し続けてくれた家族・仲間に心より感謝申し上げます。本当にありがとう!」
これを読んでもらって・・・ゴールでは・・・号泣・・・の予定やったんですが・・・
コーナーを曲がって目の前にゴールゲートが見える。
あれがあれがこの1年間待ち望んでたゴールゲート!短いけれどこの直線、自分の中ではビクトリーロード。
さぁ、スタッフさん!オレのメッセージ読んでくれ~
・・・
・・・
「ゼッケン番号○○○○、大阪の○○さん」
(・・・って名前、微妙にちゃうし・・・せっかく号泣やのに名前読み間違えんといてや~(泣)←違う意味で)
そしたら間違えたことに気づかれたのか、メッセージは読んでもらえず。
パニクリはったんかな??
ちょっとがっくりきたけれど無事にゴールゲートをくぐる。おもいっきりガッツポーズ。
たぶん今までのレースの中で一番のガッツポーズ。
12時間18分。
辛かったけど、不思議と長かったとは思わなかった。
時計を止めてコースに振り返り、脱帽、脱サングラス、そして礼。
女子高生の方にメダルをかけてもらう。もう涙が止まらない。タオルをもらう。そして食券。
サングラスしてるとはいえいい大人が恥ずかしすぎる。だから早々にその場を立ち去る。
食券でうどんを食べようと思って移動してるときにあのメッセージが読まれる。
(もう遅いねん・・・でも・・・読んでくださってありがとう!)
うどんを食べてる時にチップを返却してないことに気づき、返しにいく。
着替えようかと思ったけど、スタート地点行きのマラソンバスの時間(1時間に1本)にギリギリ間に合いそうなので着替えせずに急ぐ。
バスはほぼ満員。なんとか間に合ってよかった・・・
今回は一人で来たからゴールに居ても寂しいだけやし、また泣いてまうかもしれへんから・・・
バスに乗って隣のおっちゃんにご挨拶。着替えてないのできっとご迷惑をおかけしてるやろし。
やっと携帯を取り出す。怖ろしい数のメールが入ってることに気づく・・・
(そないにラン友おらんけどな・・・なんやろ?)と不思議に思い、開く。
そしたらみんなアップデート見ててくれてたみたいで関門ごとにいろんな励ましメッセージを送ってくれてた。
また涙があふれ出す。
(やっぱりこのレース、一人やなかったんや・・・。みんなの力で完走させてもらったんやな)
湧別に帰る途中でサロマの夕日を見る。
昨年のバスでの会話を思い出す。
昨年はラン友と交わした約束、(絶対二人で完走してサロマの夕日に乾杯しよな・・・)が果たせなかった。
彼は無事に完走し、自分は根性無くリタイア。
帰りのバスで隣合わせであの日もみたサロマの夕日。
あの時思わず謝った・・・(ごめんな、一緒に夕日見て乾杯しよって決めたのに・・・果たせへんかった)
今年はそれを一人で見る。
帰って一人で祝杯をあげようと思うが、お風呂に入って部屋に帰ると片づける力もなく、晩飯も食べることなくベットに撃沈・・・
こうして寂しいゴール後の夜は終わりました。
次の日、みんなからのお祝いのメッセージをしっかり読み直す。
その中には「もうお腹一杯やろうからしばらくはランのこと忘れて・・・」ってそのような意味がたくさんあった。
でも実はまったく「お腹一杯」やない。
完走出来たことについては嬉しいし、一応のリベンジを果たせたことは喜んでいるけど、腹痛と足を痛めて走れなくなったことに対する自分への不甲斐なさは沸々の募るばかり・・・
で、仲間には「今回のサロマでウルトラは絶対最後!もう二度と走れへん!」って宣言してたのを覆すことを心に決める。
自分はウルトラランナーを目指してるわけじゃない。だから他のウルトラマラソンには全く興味はないけれども、このサロマだけは、もう一回はチャレンジしてナットクのいく走りをしなくちゃ気が治まらない・・・
だから、今の想い、どこで苦労したか、何でそうなったか・・・自分自身の記録としてこのレースのことを記しておくことにしました。長文でご迷惑をおかけしてすみませんでした。
サロマ湖ウルトラマラソン、他の大会は知らないけれど仲間に聞くと景色やエイドやったら他に良い大会はたくさんあるらしいです。
決して素晴らしい景色が広がってるわけじゃないけれど、エイドも充実してるとはいいがたいけれど、アクセスも不便やし、コストもかかるけど、制限も13時間と短いけれど・・・きっとそれを上回る主催者、スタッフ、ボランティアの方々、そして参加ランナーさん、応援される方々のそれはそれは熱い熱い想いが結集してこの大会の素晴らしさを創り上げてるんじゃないかな・・と思います。
来年もスタートラインにたてますように・・・☆