楽しみにしてたワッカ、オホーツク海とサロマ湖の境になります。
原生花園ということなんですが、レース中は目に入らず・・・
(なんでここが有名やねん・・・・ようわからんわ・・・)
明日、改めて来た時にゆっくり歩いてみたら、花も咲いてたし、鳥もさえずってたし、本当はステキなところです。
でも当日、レース時にはあまりにもしんどすぎてそんな余裕全くなし。
そんな中、唯一感動した景色・・・
あんまり伝わらないですけど、右にオホーツク海、左にサロマ湖が見渡せ、心に響きました。
(むっちゃすげぇ~。ここだけは一見の価値あるで!)と思いながら走り歩きしました。
でもそれ以外は特に・・・(笑)
狭いコースをランナーさんが行き来するのでちょっと混雑気味。
自分みたく歩きが入ってしまう方もおられるので抜いたり抜かれたりが続きます。
とりあえず90km関門を目指してる途中で道端で座り込みストレッチをしてる方を発見。
(なんかトラブルなんかな・・・オレもそうなるかも・・・)
あと3km位で90km関門かというところでまたそのランナーさんが今度はいよいよシューズを脱いで足底をさすってはる。
(さっきの方やわ。エイドで休憩したりしてる間に抜かれたんやな・・・)
(足底さすってはったな・・オレと同じかも・・・大変やろな・・・)
その方の横を通り抜ける。
なんかひっかかる・・・
50m過ぎたあたりでコースを戻る。
いざという時のためにポーチに忍ばせてあった携帯用のスプレーをお出しする。
「よかったらスプレー使われますか?自分はもう必要ないと思うのでもう持っててください」
ひっかかりがとれる・・・
これでええ。まだ自分は走り歩き出来る。ポーチも軽くなったし(笑)
ワッカの先で折り返す。大体88km位。後は帰るだけ。
90km関門経過。10時間50分。上出来。後は歩いてもゴール出来る。
故障しないようにだけ気をつけよう。もう無理する必要はない。そう思った。
そう思ったけれど故障のリスクがあるので全く安心はしなかった、というより出来なかった。
(歩こう・・・ここまでなんとか頑張ってこれた。もう十分や。あとは故障しないようにすることが最優先や・・)
歩いてるとなんか違う・・・
心がざわめく・・・
すれ違うランナーさん達、抜いていかれるランナーさん達を眺めてるとこれでいいのか?と思う。
(そうや!オレはランナーやん。もう一歩も走れへんのか?そうじゃないやろ。そうじゃなかったら走るのを完全放棄していいんか?そんなんランナーちゃうんやん!ランナーと名乗られへんで・・・)
思い直してまた走り歩きを続ける。
でももうこの時点では50mも走れない。
50mも走れないけど、休んでまた走る。
故障だけしないように祈りながら・・・
もうすぐワッカを抜けるということろで今度は道端で倒れてるランナーさんを見かける。
これはまずい!と思って駆け寄り声をかける。
そしたら嘔吐された。でも意識はしっかりされてるよう。ご本人も「大丈夫です!」と気丈におっしゃる。
これならとりあえずは大丈夫と判断し、先を急ぐ。
スタッフさんにお伝えしようと思ってたら、すぐさま自転車に乗った救急スタッフさんとすれ違う。
とりあえず一安心。
と同時に故障の不安が増す。
いつ歩けなくなるかも・・・
このあたりからkm表示が「あとxxkm」と出るようになる。
「あと3km」・・・まだ3kmもあるんか・・・
「あと2km」・・・頼むぞ!もうちょっと持ってくれ
「あと1km」・・・1kmってなんぼほど長いねん・・・
ゴールを確信したら絶対に泣くと思ってたんやけど、残り1kmを切っても確信出来なかったんで
泣くどころやなかった。
ラスト500m位から周りのランナーさん達がゴールの調整をはじめる(笑)
最後のコーナーを曲がるとそこはゴールゲート。
そこでは写真を撮ってくださってる。
だからまだ余裕のある時間帯では前後の間隔を空けてそれに備える。
自分もようやくそこにさしかかる。
(ここまで来たら這ってでもゴール出来る・・・)
そう思った瞬間、涙が溢れてくる・・・とめられない・・・
周りには多くの方が応援にきてくださってる。
そんな衆目の中、涙が止まらない。
(あのコーナー、あのコーナーを曲がってゴールゲートをくぐるためにこの1年間頑張ってきたんや・・)
泣きながら前後を確認する。
前の方の迷惑にならないように・・・
後ろの方がKYでないかどうか・・・
身繕い(?)をする。
キャップの日焼け除けビラビラを収納し、首に巻いてた手ぬぐいもポーチになおす。
これで写真撮影OK!(笑)
(大丈夫!これであのコーナーを曲がれる!)
つづく・・・
