子供の頃、いつも食べていた指輪の形のアメ
なぜだか記憶に残ってる場所
友達とケンカしたこと
嫌いな科目の授業
一人で寂しかったこと
全力で走ったこと
暇を持て余していた頃
日々に終われ、周りが見えなくなったこと
夢を探して、見つからなくてもがいたこと
初めての恋に、ドキドキしたこと
初めて愛を知った時
旅行に行ったこと
失恋したこと
未来を夢見て、希望に満ちていたこと
何かを得たり、失ったり
楽しかったことも、苦しかったことも、
結局全て愛でしかない
過ぎてしまえばそれを感じやすいように。
私たちは、毎瞬毎瞬、初めての出来事で埋め尽くされている
同じことをしているようで、
一瞬前の自分と今の自分は別人で、
この瞬間、全ては完全に新しい唯一の瞬間なのだ
あのとき、愛されてると感じたこと
あの頃、孤独を感じていたこと
あのとき、がむしゃらだったこと
あの頃、希望を失い途方に暮れていたこと
全て、生きていた
それが、在った
この上ない輝きでしか、
愛でしかなかった。