今年のノウルーズ・ムード | 特派員ママ @イラン

特派員ママ @イラン

イランで、2人の子育てをするママのブログ。


春を感じる陽気の中、
あちこちで芽吹き始め、青空がきれいな日も増えてきた、先月末。

(花粉症の人には、イランにいても辛い季節のようです、、、)





タジリッシュ・バザール内のショッピングビルでは、
大々的にノウルーズの飾り付けがなされていて、
イラン人が交代で写真を撮りまくっていました。

中央(↑)には、実際に金魚が泳いでいます。





ノウルーズとは、イランの新年(イラン暦・太陽暦)のことです。
今月20日に始まります。

イランでノウルーズを迎えるのも、これで3度目となりました。



ノウルーズには特有の飾り付けがあって、
ハフト・スィーン、Sが頭につく7つのものを並べます。
(例えばスィール(ニンニク)や、スィーブ(リンゴ)、セッケ(コイン)など)

最初の年に書いた「ノウルーズ準備なう」と
ノウルーズ準備[タジリッシュ・バザール編]」をご覧いただけたら、
概要がお伝えできるかと思います^^





各家庭でも、ハフト・スィーンをお皿に乗せて飾ります。

その他、鏡や金魚、絵が描かれた卵なども縁起物とされます。


飾られるものそれぞれに、意味があります。






子どもたちも、実物もしくはその模型を貼ったり、色塗りをしたりして、
幼稚園で学んできました。








タジリッシュに戻って、

キラキラしたお店には、人が吸い寄せられますね~。







そのお店の、ウィンドウ越し。

美しい~。






ほかにも別のお店で、文字がデザインされた絵付け卵に惹かれました。
1つ72万リアル(約2400円)って、高いですけど!!

友人イラン人女性は、
今年は白い卵を買ってきて、自分で絵付けをするそうです。
器用な彼女のことなので、仕上がりが私も楽しみです^^







ノウルーズ名物のキャラクター「ハジーフィールズ」も、あちこちに。
 (→これも、「ノウルーズ準備[タジリッシュ・バザール編]」をご参照ください)

(↑小さいですが、手前にいます)






2月下旬の別の日、普段は自然乾燥食品を売るお店で、
ちょうど、入荷したノウルーズ商品を店頭に並べているところでした。






色とりどりの、キャンドルです。

キャンドルは、明るい新年の象徴です。








サブゼ(麦の芽立ち)もハフト・スィーンの一つ。

中央に2つ吊るしてあるもの(↓)には緑色はないですが、







こうして緑の芽が元気よく生え競っているサブゼ(↓中央上)は、新年の勢いを感じます^^
誕生、緑の自然を象徴するものでもあります。

で、なんとこの段ボール箱に入っている、茶色、黒、黄土色など各種の種は、
全部、芽立ちが育てられる種だそうです!!

新年までに生やして、サブゼを自作するというわけです。







左(↓)がギャンドム(小麦)のほか、
中央手前の黒い粒はマーシュ(緑豆)、
右上の赤っぽいのはシャーヒー(ガーデンクレス、コショウソウ)だそうで、
この売場だけでも5種類揃えていました。

このほか、レンズ豆を発芽させるなど、幅広い種類の種が活用されているみたいです。







植物を育てるのが苦手な私には、
別のお店で見た、キンキラキン!なサブゼのオブジェのほうが良いかも。

ってそんなことを言って、我が家は結局、
過去2度のノウルーズ時、なーーんにも揃えたことがないのですが、、、

今年も…買う予定は無しです(^^;






それどころか最近、たいががクリスマスの時にもらったジェルシールを貼りだして…
我が家はにわかに、クリスマスムードに包まれています(笑)!