2019年9月16日。

 

 

ユーラシア大陸をスーパーカブのタンデムツーリングで横断中。

 

2019年7月6日に鳥取県境港をDBSクルーズフェリーにて出発し、2019年7月8日にロシアのウラジオストクに着きました。

 

ミホキン、オカキンの二人旅です。

 

 

ジョージアのティビリシマルネウリより国境超えし、アルメニアのマルネウリヴァナゾルマルトゥニシシアンタテブゴリスへ進んで来ました。

 

 

本日はゴリス→【未承認国家】ナゴルノ・カラバフ共和国へ行ってみました。

 


《海外ツーリングの準備記事はこちら》



今回の旅のルート(予定)


①ロシア→ ②モンゴル→ ③ロシア→ ④ジョージア→ ⑤アルメニア(現在)→ ⑥ジョージア → (船)→ ⑦ウクライナ→ (飛行機)→ ⑧モロッコ

※⑦ウクライナに一時的にバイクを置いて、後日ロシア経由で日本まで自走予定です。

 

 

出発日と旅の期間(予定)


2019年7月6日より4~5カ月

 

 

【レート/AMD1=0.23円(2019年9月11日時点)】

 

 

《旅のルートマップ》

⬆ケータイからアクセスすると、Googleマップが非表示になっている事がございます。

 

Googleマップが見れない方はこちらをクリック。

 

Googleマップをクリックするとポイントラインの詳細が見れます。

 


 

ナゴルノ・カラバフ共和国の場所。

 


首都のステパナケルトの所です。
アルメニアのゴリスの宿♡→ナゴルノ・カラバフ共和国の首都ステパナケルトの宿まで94km。

観光も含め5時間の移動です。

 
 
 

 

ナゴルノ・カラバフ共和国とは?

 
ナゴルノ・カラバフ共和国は、アゼルバイジャンとアルメニア間で領土問題を巡って古くから紛争が起きていました。
 
 
歴史的に見ると元々はアルメニア領でしたが、旧ソ連の体制ではアゼルバイジャンの自治州となりました。
 
 
ソ連崩壊後、アゼルバイジャンとアルメニアがそれぞれ独立。
 
アルメニアに帰属したいナゴルノ・カラバフがアルメニアの支援を下に1991年9月2日に『ナゴルノ・カラバフ共和国』として独立。
それに反発するアゼルバイジャンとの間でナゴルノ・カラバフ紛争にまで発展しました。
 
 
この紛争で殆どのアゼルバイジャン人はナゴルノ・カラバフ共和国から追い出された為、領土的にはアゼルバイジャンですが、住民の殆どがアルメニア人です。
 
 
また、ナゴルノ・カラバフ共和国は紛争の惨禍にあった中で国際社会の承認を得られず、未承認国家となっています。
 
 
独立後暫く『ナゴルノ・カラバフ共和国』、『アルツァフ共和国』の2つの名称で呼ばれていましたが、2017年2月以降は『アルツァフ共和国』が正式名称として採択されています。



アゼルバイジャンとナゴルノ・カラバフ共和国に行きたい場合。


アルメニアに入った後はアゼルバイジャンの入国の際に厳しく検査されますが、ナゴルノ・カラバフ共和国へ渡航した場合はアゼルバイジャンには入国出来ません。

今後、アゼルバイジャンに入国する予定の方はナゴルノ・カラバフ共和国のVISAの発給を受ける際に、VISAをパスポートに貼らないようにしてもらいましょう。

また、アゼルバイジャン領ですが、アルメニアの実効支配を受けている為、アルメニアからしか行くことが出来ません。



ナゴルノ・カラバフ共和国の国旗。

 
アルメニアの国旗に白線が入っており、アルメニアから切り離された地域であることを表しております。
 

 

 

9時10分、宿を出発。

 
宿の『Goris Downtown Hostel』
 
ここのオーナーのおじさんがめちゃくちゃ陽気で気さくな良い人。
2人部屋で1泊AMD7,480(1,720円)で手作りの朝食も用意してくれた。
 
 
朝食はこんなに豪華!!
 
 
これは、料理名を聞いても上手く伝わらず結局何か分からなかったけど、アルメニア料理のようです。
ナス、トマト、玉ねぎ、ニンニク、パクチーなどが入った冷たい料理。
パクチーがクセになる美味しさ。
 
 

 

MTSでSIMカードを再購入。

 
ジョージア→アルメニアへ抜けた時、国境を越えてすぐにあったSIMカードのOfficeでSIMカードを購入。
 
 
オカキンはあまりにしつこいBeelineのおじさんに負けてBeelineを、ミホキンは評判の良いVIVA CELL MTSをそれぞれ購入しました。
 
 
 
《Beeline》
データ通信4GB、(使用期間不明)でAMD4,000(920円)
 
 
《VIVA CELL MTS》
データ通信5GB、SNSし放題、通話付き、Netflix無料、期間は30日でAMD2,800(644円)
説明もとても丁寧。
 
 
この結果は、VIVA CELL MTSだと地方でも4Gだったのに、Beelineは3G若しくは圏外。
しかも、Beelineはたった5日、1.5GBでデータ通信が切れ4GBも無かった。
 
 
 
と言う事で、VIVA CELL MTSにてSIMカードを買い直しました。
混雑していたようで30分程で手続き終了。
この時に、Netflixのアカウントがあれば、Netflix見放題だよと教えてもらいました。



10時、ガソリンスタンドで給油。

 
ゴリスの街のガソリンスタンドで給油しました。
 
 
アルメニアでは、ガソリンは『ベンジン(бензин)』と言えば通じます。
 
ガソリンと言っても、『シトー!?(えっ!?なんて!?)』って言われますのでご注意下さい。
 
若しくは『レギュラー』でも通じますし、スタンドにレギュラーと書いている場合もあります。
 
 
天然ガスが豊富な為、ガスステーションの場合もあるので、ご注意下さい。
 

 

 

ナゴルノ・カラバフ共和国に向けて出発。

 
ゴリスの街は曇っていましたが、ゴリスの郊外に出ると急に雲が開けて良い天気になりました。
 
 
あっ!!
これは前日に見た洞窟都市と同じやつ。
洞窟の家の上に現代の家がある、カオスな雰囲気。笑
 
 
 
 
 
ナゴルノ・カラバフ共和国へは山道を抜けていきます。
国境までこんな道がずっと続きます。

 
 
 
 
 
 
 

 

10時45分、ナゴルノ・カラバフ共和国の国境に到着。

 

ナゴルノ・カラバフ共和国の国境に到着。
 
 
ナゴルノ・カラバフ共和国の国境と一緒にアルメニアの国旗を掲げており、今でもアルメニアに帰属したい意識が強いんですね。
こちらの右側にある建物にて書類に記入。
氏名、日本の定住所、パスポート番号などの『個人情報』の他に『訪問都市』『滞在期間』などを記載。
 
 
 
10分ほどでこちらの『滞在登録証』を貰いました。
 
 
 
そして、首都のステパナケルトにある外務省にてVISAを取得と聞いていましたが、バイクで来た為かここで取得出来ました。
VISAは2019年4月29日から無料です。
VISAは21日間有効。

 


注意自賠責保険のオフィスはありませんでしたので、保険未加入です。

 

 

山道を通る。

 
まだまだ山道は続く。
 
 


 

ナゴルノ・カラバフ戦争の跡地『シュシ』。

 
国境から1時間20分で『シュシ』に到着。
 
 
 
 
こちらは比較的新しい建物。
 
 
19世紀に建てられたSt.Ghazanchetsots Cathedral』
紛争により荒廃しましたが、大規模修復されました。
 
 

Caucasian Albanian Cathedralの地図。

 

 

 

そして、これは紛争で廃墟となったモスク。
先程の教会とのギャップが凄いですね。

そう、ここはアゼルバイジャンの領土であり、元アゼルバイジャン人が住んでいた街。
 
アゼルバイジャンはイスラム教。
アルメニアはキリスト教で世界で一番初めにキリスト教を国教とした国。
 
この宗教の違いも紛争の原因とも言われています。

そして、シュシは多くのアゼルバイジャン人が住んでいたそうです。


 
 
 
街は未だに紛争の跡地が残っています。
 
 
 
 
 
 
 

 

子供たちは外国人が珍しいのか、皆手を振ってくれる。
 
 

大人も沢山声を掛けてくれたり、写真を撮られたりしました。
 
 
ここでも、ナゴルノ・カラバフ共和国の国旗とアルメニア国旗が交互に掲げておりました。
 
 
シュシの街の郊外(山道)で、十字架のマークのある戦車が置かれておりました。
 

 

Shushi tank memorialの地図。

 

 

 

首都『ステパナケルト』に到着。

 
山道を通り次の街は首都の『ステパナケルト』
首都だけに大きな街。
 
 
ここが街の入り口。
 
 
 
 
有名な『我らの山』はここの通りにあります。
 
 

 

我らの山。

 
『我らが山』とも言われるこの記念碑。
老いた男女の姿を表わしています。
1967年に建てられ、ナゴルノ・カラバフ共和国のアルメニア人の象徴となっています。
 
 
丁度ここで結婚式を挙げられている方が、丘の麓でウェディングフォトを撮っていました。
白いドレスの女の子は結婚式の参列者。
 
 


We Are Our Mountains Park Artsakhの地図。

 



お土産屋でオカキンのヘルメットで遊ぶ子供たち。






14時、ガソリンスタンドで給油。

 
ナゴルノ・カラバフ共和国のガソリンスタンドも、アルメニアと全く同じで天然ガスとガソリンスタンドがあり、ガソリンはレギュラー若しくはベンジンで通じます。
 
 
レギュラーは1リットルAMD440(101円)
アルメニアはAMD420(96円)だったので、少し高いですね。
クレジットカードは使えないと思い現金で支払い。
通貨はアルメニアのAMD(ドラム)です。
 

 

 

14時10分、宿の『SOFIA』に到着。

 
この建物の4階がホテル。
 
 
2人部屋で1泊AMD12,000(2,760円)
クレジットカード使用不可。
テレビ、エアコン、テーブル、机、キャビネット、ドレッサー、タオルの貸出、アメニティー、大きなクローゼット付き。
 
 
 
 
お部屋にはシャワー室付き。
ホットシャワーですが、お湯の出が弱かった。
 
 




立入禁止の都市『アグダム』。


ナゴルノ・カラバフ紛争の最前線となった街。

ここは、アゼルバイジャン人が多く住んでいた街で民族浄化の結果、廃墟の街となりました。

現在は立入禁止。

ここを訪れた観光客が警察から暴行を受けた事もあるそうなので、気をつけて下さい。



まとめ

 

本日は連日の移動疲れでこの後ゆっくりしました。

明日は『アンブレラフォール』へ行きます。

 

 

まだまだ募集中。

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その他、出発するまでの準備記事をまとめてご覧になられたい方はこちら。

【インデックス】ユーラシア大陸バイク旅の準備(まとめ記事)

 

 

 

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【Travel Route】

①Russia→②Mongolia→③Russia→④Georgia→⑤Armenia→⑥Nagorno Karabakh