ユーラシア大陸バイク旅 2019

(バイク旅に必要なもの10点)

-⑦フェリー予約、⑧上組境港支店へ連絡編-

 

 

 

今回は、ユーラシア大陸バイク旅(海外ツーリング)に必要なものとして⑦フェリー予約、⑧上組境港支店へ連絡をご紹介しますカナヘイうさぎカナヘイきらきら

 

 

≪バイクについて≫

バイクはスーパーカブプロ110をタンデム仕様(2人乗り)に改造しました。

オカキン、ミホキンの男女2人旅です。

こちらについては、また後日後述します。

 

 

 

星今回の旅のルート(予定)


①ロシア→ ②モンゴル→ ③ロシア→ ④カザフスタン→ (船)→ ⑤アゼルバイジャン→ ⑥ジョージア→ ⑦アルメニア→  ⑧ジョージア→ (船)→ ⑨ウクライナ→ (飛行機)→ ⑩モロッコ

※⑨ウクライナに一時的にバイクを置いて、後日ロシア経由で日本まで自走予定です。

 

 

星出発日と旅の期間(予定)


2019年7月6日より4~5カ月

 

 

 
星バイク旅に必要なもの

①パスポート 

②VISA 

③国際免許証 

④登録証書 

⑤自動車カルネ(渡航国によっては必要)

⑥国際ナンバープレートとJマーク 

⑦フェリー予約 

⑧通関依頼(上組 境港支店とLinks) 

⑨海外旅行保険 

⑩予防接種 

 

≪全体の概要はこちら≫

【これで完璧!!】ユーラシア大陸バイク旅-必要なもの10点-準備編-

 

 

 

 

⑦フェリー予約


 

2019年6月現在、日本→ロシアへの船があるのはDBSフェリー運航の鳥取県の境港→ロシアのウラジオストクのみです。

また、直通ではなく、鳥取県の境港→韓国の東海(トンへ)経由→ロシアのウラジオストクとなりますので、約2日掛かります。

2018年8月・9月は北海道サハリン航路株式会社にて日本→サハリン航路もございましたが、現在は運行の案内はございません。

 

 

■乗船料はエコノミークラスで片道26,000円ですが、ライダーは30%OFFとなります。
7月の乗船の場合、同乗者は期間割引で20%OFFとなります。
また別途、『国際観光旅客税』が1人につき1,000円掛かります。

よって運賃はライダーで片道19,200円、同乗者は片道21,800円となります。
 

■バイク輸送費は500CCまでで$600です。(2018年までは500CCまでで$500でしたが、2019年より$600へ変更になりました。)

■バイク輸送費の$600は、出発週の木曜日のレートで円換算され、確定した金額がメールで届きます。

■バイク輸送のための費用として、港湾使用料11,320円が必要です。

 

 

≪港湾使用料≫

THC(ターミナルハンドリングチャージ)2,000円、D/O FEE 4,320円、保税使用料 5,000円。

合計11,320円

注意バイクを1年以内に日本へ持ち帰る場合に利用出来る『一時輸出入』と言う制度を利用しての費用です。

1年を跨ぐ場合は、関税が発生及び手続きが異なります。

サーチャージは発生する期間と発生しない期間がございます。

 

 

 

注意一時輸出入制度のルール

 

通常、海外へ輸出をすると輸入国において関税が掛かってしまいますが、『一時輸出入制度』は1年以内にバイクと共に日本に帰国することを条件に、輸入国において関税を掛からないよう、更に通関手続きを簡素化した制度です。

 

■輸入国において売却は出来ません

輸入国で売却をされる方や1年を跨いで海外へ出国をされる方は、通常の輸出手続きが必要となります。

■バイクと共に帰国する必要があるため、バイクのみ海外から輸送する事は不可能です。

 

通常、1年以内にバイクと共に帰国と言うルールがございますので、海外で売却、壊れたから海外で滅却(処分)、バイクのみ海外から輸送となると、注意現地で輸入関税が掛かる可能性がある+日本へ輸送する場合、日本側で輸入消費税(注意申告価格の8%)が掛かります

また、日本側でのペナルティーはございませんが、事後報告で税関へ申告する必要があるのと税関の記録として残り続けるそうです。

 

 

 

注意輸入国によって関税が掛かる掛からないが異なります。

注意申告価格はバイクの価格です。2019年10月1日から消費税改正により10%となります。

注意日本側では輸入関税は発生しません。

注意境税関へ確認しました。

 

 

 

≪DBSフェリーの予約の仕方≫

①DBSフェリーに電話にて予約(0859-30-2332)。

(ネット予約はございません。)

「乗船日(土曜日のみ)」「人数」「乗船区間」「片道/往復」「部屋のクラス」「割引の有無(注意1)」「バイク輸送があること」を伝えると仮予約で押さえてくれます。

同時に担当者の連絡先メールアドレスを教えてもらえます。

 

 

②担当者へメール

「パスポートのコピー」、「乗船日(土曜日のみ)」、「人数」、「乗船区間」、「片道/往復」「部屋のクラス」、「割引の有無」、「連絡がつく電話番号」、「車両台数」、「車両の排気量とメーカー、年式」を担当者へ連絡します。

 

 

③DBSフェリーより1営業日以内に『予約確認書』、『船内についてFAQの回答リスト』が添付されたメールが送られてきます。

この時点で本予約となります。

 

《ライダー料金》

 
《同乗者料金》
 
《船内についてFAQの回答リスト》
 

 

注意因みに、営業時間外にメールをしたら、翌日はその担当者がお休みでメール返信が返ってきませんでした

 

 

メールを送った翌日の17時になっても返信がなかったので、恐らく誰も顧客からの返答を引き継いでないかと思います。

電話にて確認し、ロシア人女性の方にメールを再送し対応してもらったので、ご心配な方は電話にて確認した方がいいです。

 

 

メールにはご丁寧に、日本側の通関業者《上組 境港支店》のご担当者の連絡先と必要書類、ウラジオストク側の通関業者《Links》のご担当者の連絡先と必要書類まで書いてあります。

 

 

出発の2日前の木曜日に、バイク輸送料を円換算した金額及びDBSフェリーへの支払総額が連絡されます。

 

 

≪メール内容≫

 
≪バイク輸送費用≫
 

 

⑤乗船日当日に、フェリーターミナル内にある窓口にて「パスポート」「予約確認書」を提示。

支払いは乗船日当日『日本円で現金のみ(注意2)』になります。

注意1 乳児割引、子供割引、学生割引、障害者割引、一般団体割引(要証明書)

注意2 クレジットカード払い不可。ターミナル付近にATMはないので予めご準備下さい。

 

 

今回の支払総額は117,606円です。

 

≪チケット代≫

*19,200円

*21,800円

小計 41,000円(2名)

 

≪バイク費用≫500CCまでのバイク

*海上運賃 65,286円($600)

*コンテナ取扱料 2,000円

*保税使用料 5,000円

*D/O FEE 4,320円

小計 76,606円

 

 

 

 

右矢印乗船料は片道21,800円、ライダーは19,200円。

バイク輸送費は500CCまでで$600。

 

右矢印港湾使用料は11,320円。

 

 

 

 

⑧通関依頼(上組 境港支店とLinks)


 

DBSフェリーの船の予約の他に、通関手続きとして(1)上組 境港支店とウラジオストクの(2)Linksへ同時に連絡する必要がございます。

(上組が保税蔵置場を貸し出しているので、バイクを搬入する必要がございます。)

 

星補足星

ウラジオストクの通関業者はLinksの他にもう1社あるようですが、DBSフェリーから伺った話では、圧倒的にLinksの利用が多いそうです。

また、他のブログでも通関業者はLinksしか利用がなく、相手(ユーリさん)も慣れていることもあり、メールの返事や通関の手続きもスムーズでその他色々手伝ってくれるとの情報があり、Linksにしました。

 

 

≪(1)上組 境港支店への連絡の仕方≫

①電話(0859-45-8707)にてウラジオストク行きのバイク輸出の担当者へ連絡(電話/メール)。

 

 

②電話/メールにて必要な書類を教えてもらえます。

 

≪上組 境港支店での必要書類≫

・パスポート

・登録証書

・車検証(125CCは車検証がないので必要ありません。)

自動車一時輸出入申告書 または Invoice

 

 
《自動車一時輸出入申告書の記載例》

こちらを2部作成(コピー可能)。
2部共に捺印する事(ピンクの枠のとこ)。
1部は税関へ、残り1部は上組へ提出する必要がございます。

 

 
書ききれなかった付属品の明細も別途EXCELで作成。
 
《Accessories List》
 

 

③必要書類を事前にメールします。

この時に、いつ、どこで通関作業を行うのか確認すればOK。

1年を超える輸出の方は、通関費用もご確認下さい。

 

 

 

星『自動車一時輸出入申告書』と『Invoice』の違い。

輸出期間が1年未満の場合は、輸出申告を簡易にした『自動車一時輸出入申告書』にて申告します。

この場合、日本側での通関作業はご自身で行うので日本側での通関費用は発生しません。

既出の通り、輸入国において輸入関税が免除されます。

Invoiceの簡易版になります。

 

輸出期間が1年を超える場合は、輸出申告する必要があるので『Invoice』を作成する必要がございます。

上組にお願いしたらInvoiceのフォーマットを貰えます。

Invoiceにバイクに積み込む品目と金額、個数を記載。

手荷物として持ち込むものは明細を書く必要はございません。

日本側の通関費用が発生します。

 

 

また、上組の事前準備等のため、出発の1週間前の金曜日(祝日注意)までには書類をメールで送る必要がございます。

 

 

 

 

≪(2)Linksへの連絡の仕方≫

①Linksの担当者(男性のYuri Melnikov/ユーリ・メルニコフさん)にメール(●●●@links-ltd.com)にて連絡。

『バイク通関に必要な書類』、『金額』、『自賠責が加入出来るところ』を問い合わせました。

 

星DBSフェリーに聞くと連絡先を教えてくれます。

星個人情報のため、メールの●●●は伏せておきますが、フルネームではございません。

 

 

②半日で返答が返ってきました。

 

≪Linksでの必要書類≫

・パスポートのコピー

・ロシアビザのコピー

・バイクの登録書類(輸出用、日本用)のコピー

→輸出用は『登録証書』

→日本用は車検証(125CCは車検証はございませんが、念の為『標識交付証明書』をメールで送りました。)

 

≪メールで事前に送る写真≫

・国際ナンバープレートの写真

・バイクのシャーシナンバーの写真

・バイク全体の写真(前、横、後ろ)

 

 

≪金額≫

・港湾使用料 2,500RUB(約4,100円)

・通関費用 $150(約16,000円)

 

≪自賠責≫※現地の保険会社に要加入でLinksが有償で手伝ってくれます。

・$80ぐらい(排気量や保険期間により変動するので明確ではありません。)

・保険加入費のサポート料 $15

 


≪その他≫

■通関に当たって、バイクのモデルと製造年を伝える必要がございます。

■ウラジオストクに月曜日入港のため、月曜日にユーリさんと会って、ホテルまで送迎してもらえるそうです。

■翌火曜日に荷降ろしがあるので、火曜日の朝にユーリさんと一緒に税関に向かい書類を提出。

■通常は、火曜日の午後にバイクの引き渡しがされます。

■SIMカードや両替のお手伝いもしてもらえます。(有償/無償は不明。)

 

 

③必要書類を事前にメールすればOK。

 

 

 

 

まとめ

 

次回は⑨海外旅行保険、⑩予防接種の詳細や手続きの仕方をご案内します。

 

 

その他の準備記事をまとめてご覧になられたい方はこちらとびだすうさぎ2カナヘイきらきら

【インデックス】ユーラシア大陸バイク旅の準備(まとめ記事)

 

 

 

 

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